2026年10月7日(水)〜9日(金)、東京ビッグサイトで「H.C.R.2026 第53回国際福祉機器展&フォーラム」が開催されます。日本最大級の福祉用具の展示会です。
この記事では、HCRの公式Web展示(製品検索)に載っている約1,000件の製品の中から、気になっている商品をご紹介します。
同じように会場へ行く福祉用具専門相談員の方の、見学の下調べに使ってもらえたらうれしいです。スペックは公式ページに任せて、「何が今までと違うのか」「会場で何を確かめたいか」を中心に書いています。
開催概要
会期:2026年10月7日(水)〜9日(金)10:00〜17:00(最終日のみ16:00まで)
会場:東京ビッグサイト 東展示ホール
※掲載内容はHCR公式Web展示の記載をもとにしています。発売時期をメーカーの公式情報で確認できなかった商品も含みます出展内容は変更になる場合があります。
歩く・移動する
WIM S/グロービズ株式会社
腰に着けるだけで、AIが歩いているときの動きを読み取り、左右それぞれの脚に合わせて股関節の動きをアシストする歩行支援ロボット。見どころは、約1.6kgという軽さ。脚を前に運びやすくして、自然で安定した歩行姿勢へ導くという考え方です。2026年1月から国内販売。
👀 現地で確かめたいこと:装着したときの重さの感じ方、脚が前に出る感覚、着け外しにかかる時間。片麻痺のように左右差がある歩き方にどう合うか。
HIPBO(ヒップボ)歩行アシストロボット/FREE Bionics Japan株式会社
出展社は「高齢者の“もっと歩きたい”から生まれた」としています。高齢者に多い体格、歩幅、歩行スピードに合わせて細かく調整したアシストで、AIが歩行の動きをリアルタイムでとらえ、必要なタイミングで自然に助けます。アシストの強さを2つのモードから選べるのも特長です。
👀 現地で確かめたいこと:モードによる違いの体感と、歩き出しの一歩目がどう楽になるか。
メイウォーク4/日進医療器株式会社
北欧デンマーク生まれの歩行車がリニューアル。特長は、バネの働きでサドルが上下に動くこと。体重をサドルに預けながら、荷重の負担をやわらげて歩けます。ラージ、ミディアム、スモール、マイクロの4サイズ展開です。
👀 現地で確かめたいこと:サドルにもたれたときの沈み込みと、歩くときの上下動の感覚。体格の小さな方向けのマイクロの座り心地も確認。
Stone(ストーン)/カワムラサイクル株式会社
大径車輪で走破性がよいのに、すっきりコンパクトにまとまった屋内外両用の歩行車。全輪に軽量な樹脂ホイールを使い、街並みに映えるデザインとうたっている。
👀 現地で確かめたいこと:大径車輪の歩行車が、家の中の狭い廊下や玄関でどのくらい取り回せるか。
滑りにくい靴型杖先ゴム「つえくつ」/株式会社つえくつ
凍結した路面、濡れた路面、洗剤で泡立つ床の「三刀流」で滑りにくいとうたう、靴の形をした杖先ゴム。撥水ガラス繊維を配合したゴム(Dewetting)を使っています。16mm径の杖先に対応。
👀 現地で確かめたいこと:雨の日の玄関や浴室まわりなど、濡れた床での食いつき。付け替えのしやすさ。
屋内用携帯型酸素ボンベカート(参考品)/(独)労働者健康安全機構 吉備高原医療リハビリテーションセンター
引いて歩く携帯酸素カートでは不安定で心もとない、という方のために開発された、横押しタイプのボンベカートです。車輪が大きく軽い力で動かせて、直進も左右のカーブも安定します。手元のレバーで車輪のブレーキとロックができる。参考出品。
👀 現地で確かめたいこと:押して歩くときの安定感と、ブレーキ操作の簡単さ。在宅酸素の方の屋内移動をどう変えるか。
移乗・ポジショニング
Carbon Sliding board(カーボンスライディングボード)/株式会社ミキ
樹脂製のスライディングボードは、体重をかけるとしなってしまう。その問題を解決したカーボン製。軽く薄く、持ち運びやすい。
👀 現地で確かめたいこと:体重をかけたときのしならなさと、お尻の滑りやすさ。在宅で車・トイレ・ベッドと使い回すときの扱いやすさ。
スライディングボード「Neo」/株式会社ニッシリ ユニバーサルテープ
「最新型は幅広で滑る」がうたい文句。幅広の設計と高潤滑素材で差し込みがスムーズ。表面は低摩擦素材で、臀部には保護カバーが付く。
👀 現地で確かめたいこと:差し込みやすさと、臀部カバーの肌あたり。傾斜配置には向かないとはどういうことか。
エタック サテンシートシリーズ/パシフィックサプライ株式会社
「必要なときに用意する」一般的な移乗用具と違い、常にベッドの上に敷いておくタイプの移乗用シーツ。移乗のたびに敷いたり外したりしなくてよく、摩擦の少ないサテン素材で寝返りや体位変換も楽になります。自立した方から全介助の方まで、状態に合わせて組み合わせて使える。
👀 現地で確かめたいこと:敷きっぱなしで寝たときのずれにくさと寝心地。在宅のベッドで毎日使うイメージ。
Bodypoint シーティングベルト/株式会社ユーキ・トレーディング
車いすの姿勢を支えるポジショニング用ベルトの専門ブランド。肩から足先まで考え抜かれたデザインで、骨盤を安定させるヒップベルトだけでも90種類以上。バックルの種類や締め方(プルスタイル)を変えるだけで、姿勢の安定につながる。
👀 現地で確かめたいこと:バックルやプルスタイルの違いによる、着け外しのしやすさ。
Lifmy(リフミー)/ジヤトコ株式会社
車いすなしで、移乗と移動が1台でできる走行リフトです。出展社は「今までの走行リフトにはないデザイン」としている。手元操作でブレーキロックができ、1名で移乗・移動・排泄のケアが完結する。主に施設に入居する要介護2〜3の方が対象で、在宅向けではない。
👀 現地で確かめたいこと:見た目の印象と、居室からトイレへ移るときの動き方。在宅商品では無いので、参考までに。
履く・歩く(靴)
Vステップ08/株式会社ムーンスター
履き口が大きく開き、装具にも対応したリハビリシューズ。5E〜7Eまで対応するウィズ仕様で、装具を付けた足をしっかり包む。甲ベルトの面ファスナーで締め具合を調整でき、かかとは靴ベラ構造。反射材付きの踵紐など、安全面にも配慮。片足だけの購入も可能。
👀 現地で確かめたいこと:装具を着けた状態で履いてみて、足入れのしやすさと包まれ感。片麻痺の方が片手で履けるかどうか。
快歩主義 TSUNAG(ツナグ)/アサヒシューズ株式会社
AirTagなどのスマートトラッカーを入れられるポケット付きのシューズ。2026年8月に発売。
👀 現地で確かめたいこと:ポケットの位置と、入れたときの履き心地。トラッカーの出し入れのしやすさ。
片手・手指・認知・コミュニケーション
TDパイロット/ダブル技研株式会社
出展社が「世界初のiPadを組み込んだ視線入力によるコミュニケーション・デバイス」とする製品。Tobii Dynavoxの視線入力技術とiPad Proを一体化し、発話や画面タッチが難しい方でも、視線、視線とスイッチ、タッチなど、身体状況に合った操作方法を選べる。見ると吸着するように選べる機能で、目の負担を軽くする。
👀 現地で確かめたいこと:視線がどのくらいの精度で合うか、疲れにくさ。普段使いのiPadアプリがそのまま使える点も確認。
ベッド・ベッド周り
シエントS 0モーター/株式会社グランツ
「電動ベッドまでは不要で、布団からの立ち上がりがつらい方に」というベッド。床面の高さを6段階に調節でき、サイドレールは最大4本まで取り付けられます。
👀 現地で確かめたいこと:シエントⅡとどのように違うのか。
住まい・外出
歩行サポート手すり スムーディ360【Ippo】/パナソニック株式会社
玄関やベランダなどの出入りで、扉の開閉や歩き出しをサポートする置き型の手すり(2026年8月発売)。ベースの厚みが1.3cmと薄く、扉の開閉のじゃまになりにくいので、扉のすぐ近くに置ける。注目は、片手すりのときに支柱を中央に設置すると、往復とも健側で握れるという点。手すりの長さは36cmで、段差があっても手が届きやすい設計。
👀 現地で確かめたいこと:支柱を中央に置いたときの握りやすさと、玄関の段差での安定感。
ECLEリフォーム用オールラウンド錠/マツ六株式会社
「さよなら、回すドアノブ。」ハンドルを回す動作が不要になる、後付けのドア錠(2026年3月発売)。シンプルな操作で、今あるドアがバリアフリーなドアに変わる。チューブラ錠・円筒錠なら、バックセットが何mmでも取り替え可能で、扉を開閉するときの力加減も調整できる。
👀 現地で確かめたいこと:ハンドルを押す・引くだけで開くときの操作感。片手や、手の巧緻性が落ちた方での開け閉めのしやすさを確認。
FitOne(フィットワン)/矢崎化工株式会社
コンパクトで軽い置き型手すり。集合住宅など、玄関のスペースが限られた環境にも対応でき、工事は不要。付属の床当てを使うと、段差20cmまでの玄関に設置。
👀 現地で確かめたいこと:玄関の狭い段差でどれだけ場所を取らないか。実際に置いたときのぐらつきを確認。
排泄・見守り・ケアの仕組み
施設・事業所向けが中心の商品も含まれます。在宅でも関わる場面があるものを、見てみたい商品として追加しています。
摂食嚥下管理パッケージ GOKURI(ゴクリ)/PLIMES株式会社
首に付けるネックバンド型のデバイスで、AIが嚥下のタイミングを検知し、介助者へリアルタイムに伝える。誤嚥リスクの把握や食事形態の確認に使え、データは家族や医療者とクラウドで共有でき、遠隔での見守りにも対応。
👀 現地で確かめたいこと:首に付けたときの装着感と、嚥下の検知が画面にどう出るか。
皮膚保護ケア バリアモイスト/株式会社アビサル・ジャパン
乾燥、寝具や衣類との摩擦、テープや湿布の刺激から、高齢者のデリケートな肌を守る保湿ケア。水溶性の保護膜で肌を守り、べたつきにくいので、全身の保湿や排泄ケア後の皮膚保護が簡単になる。
👀 現地で確かめたいこと:べたつきの少なさと、伸びのよさ。排泄ケアのあとに使う想定での使いやすさ。
介護情報基盤/公益社団法人 国民健康保険中央会
介護に関する情報やサービス内容を集めて、利用者・介護事業所・医療機関・市町村をつなぐ仕組み。利用料は無料で、導入には助成金を活用できる。利用者はマイナポータルで自分の介護情報を確認。標準化対応済みの市町村から順に利用可能です。
👀 現地で確かめたいこと:実際の画面を見られるとのことなので、画面を確認する。
まとめ
✔ H.C.R.2026は2026年10月7日(水)〜9日(金)、東京ビッグサイトで開催されます
✔ 個人的に気になる商品、見たい商品をまとめました
✔ じっくり見て回る場合、1日では足りません
✔ 気になる商品は、HCR公式の製品ページで最新情報をご確認ください


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