介護用サイドテーブルの選び方|ベッド上で食事・作業するためのテーブルおすすめ6選

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この記事でわかること

1

使うシーン別に選ぶ3タイプのテーブル

寝た状態・ベッドに座った状態・車いす——どこで使うかで選ぶタイプが変わります。

2

購入向け3選+レンタル向け3選のおすすめ

¥12,800の市販品から、月¥300でレンタルできるプロ仕様まで。

3

介護保険でのレンタル条件と注意点

実はベッドをレンタルしていないとテーブルはレンタルできません。

介護ベッドで食事をするとき、読書やスマホを使うとき、テーブルがないと不便です。

「お盆を膝の上に置いて食べている」「ベッドの柵にお盆を乗せている」——こういう方をよく見かけますが、正直どちらも不安定で、こぼすリスクが高いです。

介護用のサイドテーブルがあれば、安定した姿勢で食事ができ、誤嚥のリスクも減らせます。

ただ、サイドテーブルは種類が多く、使う場所によって選ぶタイプが違います。この記事では「どこで使うか」を起点にして、3タイプの選び方と、購入向け3選+レンタル向け3選を福祉用具専門相談員の視点から紹介します。

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① どこで使うかで選ぶ|テーブル3タイプ

サイドテーブルは「どこで使うか」で選ぶタイプが変わります。

ベッドサイドテーブル(片脚型)

ベッドの横から差し込んで使う、片脚タイプのテーブルです。一番よく使われるタイプ。

ベッドに寝た状態で背上げして食事をするとき、ベッドに端坐位(腰かけた状態)で使うとき、どちらにも対応できます。キャスター付きで移動が楽なものがほとんどです。

天板をベッドの上にスライドさせて使うため、ベッドの脚元(ベースの部分)をベッドの下に差し込める高さかどうかを確認してください。ベースの高さが5cm以上あるとベッドの下に入らないことがあります。

オーバーベッドテーブル(両脚型)

ベッドの両側から挟み込むように設置する、両脚タイプのテーブル。天板がベッドの真上に来るため、寝た状態での使用に最も安定しています。

ただし、ベッドの両側にスペースが必要なため、壁にぴったり付けたベッドには設置できません。また、体を横向きにして出入りする際にテーブルが邪魔になることがあるため、頻繁にベッドから出入りする方には不向きです。

リハビリテーブル

車いすに座った状態で使うことを前提に設計されたテーブル。高さが低めに設定されており、車いすのアームレストの高さに合わせて使えます。

パラマウントベッドのリハビリテーブル(KF-840)は、天板サイズが50×79cmとコンパクトで、ノブボルトで高さを11段階に調整可能。ご自宅でリハビリや作業をされる方に向いています。

【3タイプ比較表】

タイプ 使う場面 メリット デメリット
ベッドサイド
(片脚型)
★迷ったらこれ
背上げ食事
端坐位
車いす(一部)
万能。移動が楽 ベッド下にベースが
入るか要確認
オーバーベッド
(両脚型)
寝た状態での
食事・作業
真上で最も安定 両側にスペース必要
出入りの邪魔になる
リハビリテーブル 車いすでの
食事・作業
車いす専用設計 ベッドでは使いにくい

迷ったらベッドサイドテーブル(片脚型)を選んでください。寝た状態でも端坐位でも使え、キャスターで簡単に移動できます。

② 選ぶときにチェックすべき4つのポイント

【ポイント①】ベースの高さ(テーブル脚の底面の高さ)

ベッドサイドテーブルはベースをベッドの下に差し込んで使います。ベースの高さがベッドの隙間より高いと入りません。低床ベッドを使っている方は、ベース高3.5〜4cm以下のモデルを選んでください。

グランツのDT-4301はベース高3.5cmの低床キャスタータイプで、低床ベッドにも対応しやすいです。

【ポイント②】天板の大きさ

食事だけなら幅80×奥行40cm程度あれば十分。パソコン作業もするなら幅90cm以上が快適です。大きすぎると狭い部屋では邪魔になるので、部屋のスペースも考慮してください。

【ポイント③】高さ調整の方式

・ガス圧式(レバーで無段階調整)→ 楽だが価格が高い
・板バネ式(持ち上げて調整)→ やや力が要るが安い
・ノブボルト式(ネジで段階調整)→ 安定するが微調整できない
・ハンドル式(ハンドルを回して調整)→ 力が要らず無段階

毎日頻繁に高さを変える方はガス圧式がおすすめ。一度決めたら変えない方はノブボルト式で十分です。

【ポイント④】耐荷重

食事用なら10kg以上あれば大丈夫です。パソコンや本を置く場合は15kg以上が安心。介護用テーブルは20〜30kg対応のものが多いですが、市販の安価な製品は8〜10kgのものもあるので確認してください。

③ 購入向けおすすめ3選(市販品)

介護保険でレンタルしない方や、手軽に購入したい方向けです。最近はニトリやホームセンター、Amazonでも売れています。

楽々健 ラファミリア カフェ——一番コスパがいい

¥12,800と介護用テーブルの中では最安クラス。それでいて高さ11段階調整(69〜99cm)、天板80×40cm、耐荷重15kgと基本スペックは十分。重さ8.7kgで移動も楽です。

コンパクトなので狭い部屋でも邪魔にならず、ベッド以外にソファ横やリビングでも使えます。

「まず試してみたい」「予算を抑えたい」方に一番おすすめです。

・価格:約¥12,800
・天板:80×40cm
・高さ:69〜99cm(11段階)
・耐荷重:15kg
・重さ:8.7kg
・ベース高:記載なし(要確認)

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グランツ 昇降テーブル DT-4300——転び止め付きで安心

天板がトレー形状(フチ付き)になっていて、飲み物をこぼしても床まで流れにくい設計。お椀やコップが滑り落ちにくいので、食事用途にはこのタイプが安心です。

高さ65〜90cmの無段階調整(ガス圧式)。天板90×40cm、耐荷重20kg。ベース高9cmなので低床ベッドには向きませんが、一般的な介護ベッドなら問題なく差し込めます。

介護用品カタログにも掲載されている定番モデルです。

・価格:約¥30,800
・天板:90×40cm(トレー形状)
・高さ:65〜90cm(無段階・ガス圧)
・耐荷重:20kg
・重さ:13kg
・ベース高:9cm

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低床ベッドをお使いの方には、同じグランツのDT-4301(ベース高3.5cm・¥33,000)がおすすめです。

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不二貿易 ベッドテーブル 70395——幅広&安い

天板が95×45.5cmとかなり広く、パソコン作業にも対応できるサイズ。高さ67〜102cmまで調整可能で、立った状態のスタンディングデスクとしても使えます。

¥14,850と手頃な価格で、介護以外の用途(在宅ワーク・読書)にも使えるため、家族で共用できます。ただし耐荷重は8kgと低めなので、重い物は注意してください。

・価格:約¥14,850
・天板:95×45.5cm(広い)
・高さ:67〜102cm
・耐荷重:8kg
・重さ:約10kg

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【購入向け3選 比較表】

商品名 価格 天板 高さ 耐荷重 特徴
ラファミリア カフェ
★コスパ◎
¥12,800 80×40 69〜99
(11段階)
15kg 軽い・安い・コンパクト
グランツ DT-4300 ¥30,800 90×40
(トレー型)
65〜90
(無段階)
20kg フチ付きでこぼれにくい
不二貿易 70395 ¥14,850 95×45.5
(広い)
67〜102 8kg PC作業にも。安い

④ レンタル向けおすすめ3選(介護保険対応)

介護保険でベッドをレンタルしている方は、テーブルもレンタルできます(※条件あり、後述)。レンタルなら1割負担で月¥300前後です。

パラマウントベッド ベッドサイドテーブル KF-1920——レンタルの定番

介護ベッドのトップメーカー・パラマウントベッドが作っているサイドテーブルで、レンタルで最もよく出ているモデルの一つです。

ガススプリング式で、レバーを操作するだけで61〜92.5cmの無段階高さ調整が可能。力が弱い方でも片手で楽に調整できます。

最大の特徴は「上昇方向フリー機構」。万が一ベッドとテーブルの間に体が挟まれても、天板が上方向に逃げるので挟み込み事故を予防できます。電動ベッドの背上げ操作とテーブルが干渉する事故はゼロではないので、この安全機構は重要です。

天板は90×40cmで食事や読書に十分な広さ。縁には軟質ウレタンエッジが一体成形されていて、小物が落下しにくく、肌に当たってもやさしい設計です。脚部が低く、低床ベッドにも対応しています。

パラマウントベッドをレンタルしている方は、同社のテーブルを合わせるのが一番相性が良いです。

・レンタル:月約¥300〜500前後(1割負担の場合)
・購入価格:¥70,400(税込)
・天板:90×40cm(軟質ウレタンエッジ)
・高さ:61〜92.5cm(無段階・ガススプリング)
・耐荷重:記載なし(食事・軽作業用)
・重さ:14kg
・脚部高:4.8cm(先端側)/ 5.9cm(支柱側)
・安全機構:上昇方向フリー機構(挟み込み予防)

プラッツ 昇降式ベッドサイドテーブル PT03-840——耐荷重30kgの安心感

安全機構を搭載したガス圧式テーブル。天板の剛性が高く、しっかりした作り。耐荷重30kgは最高クラスで、重い物を置いても安定しています。

カラーはホワイト(¥60,500)・ミディアムブラウン・ライトブラウン(各¥66,000)の3色。家具としての見た目にもこだわりたい方に。ベース高4.5cm。

手元でキャスターのロックができる新モデル(PT04-900・¥85,800)も登場しています。衛生面でも安心です。

・レンタル:月約¥400〜600前後
・天板:84×43cm
・高さ:60〜84cm(無段階・ガス圧)
・耐荷重:30kg
・重さ:14.4kg
・ベース高:4.5cm

シーホネンス ベッドサイドテーブル PT7000F——抗菌天板&誤嚥予防設計

天板が抗菌仕様で、4輪キャスターロック付き。耐荷重30kg。病院や施設でよく使われているプロ仕様のテーブルです。日本製。

注目すべきは天板の寸法(90×40cm)と、肘を置けるスペースの設計です。ベッドで背上げをして寝た状態で食事をする場合、テーブルに肘をつけると上半身が安定し、前かがみの姿勢が取りやすくなります。これにより誤嚥リスクを軽減できることがわかっています。

シーホネンスのテーブルはこの点を考慮して設計されており、画期的です。ただし、そこまで食事姿勢に気を使う方や専門職がまだ少ないため、なかなか普及が進んでいないのが現状です。

カラーはアイボリー・ダーク・ライトの3色。

・レンタル:月約¥500〜700前後
・天板:90×40cm(抗菌メラミン)
・高さ:66〜97.5cm
・耐荷重:30kg
・重さ:14kg
・ベース高:4.5cm

⑤ 介護保険でレンタルする場合の注意点

⚠ 重要:ベッドをレンタルしていないとテーブルはレンタルできません

介護保険でサイドテーブルをレンタルする場合、ベッド本体を介護保険でレンタルしていることが条件です。

これはサイドテーブルが「特殊寝台付属品」(ベッドの付属品)として分類されているためです。ベッドを自費で購入している方や、ベッドをレンタルしていない方は、テーブルだけをレンタルすることはできません。

この場合は、市販品を購入するか、自費レンタル(保険適用外、月¥1,000〜3,000程度)を利用することになります。

レンタルを検討する場合は、まずケアマネジャーか福祉用具専門相談員に相談してください。テーブルの種類選びから搬入・高さ調整まで対応してくれます。

⑥ テーブルがあると変わること

「テーブルなんてなくても、膝の上にお盆を置けばいい」——そう思っている方は多いです。

でも、テーブルがあるのとないのとでは、食事の安全性がまったく違います。

テーブルに肘をつけることで上半身が安定し、前かがみの姿勢を取りやすくなります。食べ物を口に運ぶ動作がスムーズになり、むせにくくなります。

膝の上にお盆を置く姿勢は、後傾しやすく、口と食べ物の距離が遠くなるため、誤嚥のリスクが上がります。

ベッドで過ごす時間が長い方にとって、テーブルは「便利グッズ」ではなく「安全のための道具」です。

介護職として伝えたいこと

テーブルは地味な存在ですが、食事の安全に直結する道具です。特にベッド上で食事をする方は、テーブルがあるかないかで誤嚥リスクが大きく変わります。

¥12,800で買えるモデルもありますし、レンタルなら月¥300程度。迷っているなら、まず1台試してみてください。

まとめ

介護用サイドテーブルの選び方をまとめます。

・使う場面で選ぶ → 迷ったらベッドサイドテーブル(片脚型)
・購入なら → ラファミリア カフェ(¥12,800)がコスパ最強
・食事用なら → グランツ DT-4300(トレー形状で安心)
・レンタルなら → 睦三 SLⅢ(月約¥300)が軽くて使いやすい
・ベッドをレンタルしていないとテーブルのレンタルは不可

ベースの高さ(ベッドの下に入るか)と耐荷重は必ず確認してください。

テーブル選びで迷ったら、ケアマネジャーか福祉用具専門相談員に相談してください。ベッドとの高さ相性や部屋のスペースに合うかどうかは、現物を見ないとわからない部分もあります。

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