電動ベッドの選び方|0〜3モーターの違い・サイズ・オプションと、売れ筋おすすめ3選

ベッド
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電動ベッドは、安い買い物ではありません。しかも「モーターって何個必要?」「幅や長さはどれ?」「柵やテーブルは別売?」と、買う前に決めることが意外と多いのが実情です。

実際には、ベッドが欲しくなったら家電量販店や家具店で見本を見て、その場で買って、配送・組み立てまでお願いする方がほとんどです。最近はネットでも配送・組み立てまでやってくれる店が増えたので、時間がない方でも選べるようになりました。

今回は、介護用の電動ベッドについて、モーター数・サイズ・オプション・売れ筋ランキング・おすすめ商品まで、買い取り(購入)向けにいつもより細かくまとめます。

この記事でわかること

1

電動ベッドのモーター数(0〜3)の違い

背上げ・脚上げ・高さ調整で何が変わるかがわかります

2

サイズの選び方

幅(83・91・100cm)と長さ(ミニ・レギュラー・ロング)がわかります

3

選べるオプション

柵・介助バー・テーブル・マットレスなど、何があるかがわかります

4

売れ筋ランキング3位

ネットで売れているベッドと、その注意点がわかります

5

おすすめの電動ベッド

ランキング3商品の詳しい説明と、特別編(0モーターのシエントS)がわかります

🌟 まず検討したい1点

パラマウントベッド クオラONE 3モーター

背上げ・脚上げ・高さ調整が使えて、将来介護が必要になっても対応しやすい、定番の介護用電動ベッド。幅は83・91cm、長さはレギュラー・ミニから選べます。

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介護ベッドと家具の電動ベッドは何が違う?

電動ベッドには、大きく分けて「家具として売られている電動ベッド」と「介護用ベッド」があります。見た目が似ていても、中身は別物です。

家具の電動ベッド:寝心地・デザイン重視。読書やテレビを見るための背上げ、浮腫み予防のための足上げ

介護用ベッド:起き上がるための背上げ機能、高さ調整(床面が上下する)、ズレ防止・浮腫み予防のための足上げ機能。柵・介助バー・テーブル・キャスターなどのオプションが豊富。体の状態が変わっても、部品を足しながら使い続けられます。

私の意見ですが、同じくらいの予算で家具屋さんの電動ベッドを買うなら、将来の介護にも使える介護用ベッドを介護用品店・専門店で買うほうが合理的だと思います。最近は、ベッドをすでに持っている方が多く、オプションだけレンタルというケースもありまあす。

また、ベッドは毎日使う大型の機械です。メーカーの修理や部品が長く手に入ることが大切なので、大手で、なくならないメーカーを選ぶのが得策です。そこで、この記事では介護ベッドの大手、パラマウントベッドを中心に取り上げます。

量販店で見本を見る → ネットで買う、も選べます

ネットの販売店でも、組み立て・設置まで対応している店が増えています。たとえば楽天のケンクルでは、クオラONEの3点セット(ベッド+マットレス+サイドレール)が組立配送に対応しています。ただし地域によって届くまで日数がかかる場合があり、混み合う時期は特に遅れることがあります。購入前に、設置の有無と納期を必ず確認してください。

電動ベッドのモーター数(0・1・2・3)とは?

電動ベッドは、動かす部分ごとにモーター(電動の部品)が付いています。モーターが多いほど、動かせる場所が増えます。ただし、メーカーごとに「どこが動くか」の組み合わせが違うので、数字だけで決めずに、動く場所を確認することが大切です。

モーター数動く場所(一般的な例)向いている人
0モーター電動なし。床面の高さを手動で段階調整するタイプ自分で起き上がれて、将来に備えて「ベッド+柵」だけ先に用意したい人
1モーター背上げのみ、または背上げと脚上げが連動。高さだけ動くタイプもある自分で動ける人。見守りや部分的な助けで足りる人
2モーター背上げ+高さ調整(パラマウントの場合)。脚上げが連動する機種もある介助する人の腰の負担を減らしたい人。起き上がりに助けが要る人
3モーター背上げ・脚上げ・高さ調整を個別に操作体の状態が変わる可能性があり、長く使いたい人。足のむくみ対策など、細かな姿勢調整をしたい人

パラマウントベッドのクオラONEを例にすると、次のように分かれています(メーカー公式の説明)。

クオラONEのモーター別ラインアップ

3モーター:背ボトムの角度調節、膝ボトムの角度調節、高さ調節、背と膝を組み合わせた「らくらくモーション」

2モーション:連動プログラム、背ボトムの角度調節、高さ調節

2モーター:背ボトムの角度調節(背単独または背膝連動に切り替え可)と高さ調節

1モーター(背あげ):背ボトムの角度調節のみ

1モーター(高さ):ベッドの高さ調節のみ

ベッドのモーター数の違い

専門員の目線では、介護を考えるなら「高さ調整」が付いているかが最重要です。高さが変えられると、立ち上がりやすく、おむつ交換や着替えのときに介助する人が中腰にならずにすみます。迷ったら、2モーター以上をおすすめします。

サイズの選び方:幅と長さ

幅(83cm・91cm・100cm)

介護用ベッドは、一般的なシングルベッドより細いものが多く、幅83〜91cmが主流です。幅が広いと、介助する人が利用者に手が届きにくくなり、腰への負担が増えます。一方、体格が大きい方や寝返りが多い方は、100cm幅のほうが楽な場合もあります。

長さ(ミニ・レギュラー・ロング)

長さベッドの長さ適応身長の目安
ミニボトム長 約180cm身長150cm未満
レギュラーボトム長 約191cm身長150cm以上
ロングボトム長 約205cm身長170cm後半から

専門員の一言:搬入経路と置き場所を先に確認

ベッド本体は総重量が約85kg前後あります。玄関・廊下・階段・ドアの幅を通るか、置く部屋にコンセントがあるか、壁との間に介助スペースが取れるかを、購入前に測っておきましょう。壁側にベッドを寄せすぎると、片側からしか介助できなくなります。

選べるオプション:柵・介助バー・テーブル・マットレス

介護ベッドは、本体にオプションを足すことができます。何が選べるのかを、パラマウントベッドを例に整理しました。価格は、介護用品店向けカタログの参考価格(税込)です。実際の販売価格は店によって変わります。

オプション役割参考価格
ベッドサイドレール(柵)2本組転落防止、寝起きの支え。高さは50.3cm・56.3cmの2種類23,100円
スイング介助バー起き上がり・立ち上がり・乗り移りの支え69,300円
オーバーテーブル(83/91/100cm幅用)ベッド上での食事や読書に13,200円
アジャストテーブル高さ調整ができるテーブル15,400円
キャスター(4個セット)部屋の移動・掃除のしやすさ約18,300〜18,500円
マットレス(例:プレグラーマットレス91×191×8cm)体圧分散・通気・防カビなど58,300円
電動ベッドのオプション

また、スマートフォンのベッド操作アプリに対応しており、手元スイッチの呼び出しボタンでスマホに通知が届く機能もあります(呼び出しボタン)

専門員の一言:マットレスは「別売」のことが多い

ベッド本体だけの価格を見て安く感じても、マットレスと柵を足すと総額が大きく変わります。必ず「本体+マットレス+柵」の合計で比べてください。ネットの「3点セット」は、この合計で考えやすいので便利です。

売れ筋ランキング3位

ネット(楽天市場)で売れている電動ベッドの上位3つです。売れている=あなたに合う、とは限りません。価格だけでなく、届け方(組み立てまで頼めるか)や、マットレス・手すりが付くかも見て選びましょう。

順位商品モーター価格の目安特徴・注意点購入
1位CARE ケア3
3モーターベッド(激安家具)
3(背・脚・高さ)103,800円(組立設置付)
(本体・専用マットレス・コントローラー・左右手すりの4点セット)
幅114×長203×高76〜106cm。マットレスは幅99×長195×厚み8cm、耐荷重は約100kg。キャスター付きで、手すりも付いています。組立設置付きの販売ページで、送料無料(東北+9,900円、北海道+12,540円、沖縄・離島は見積)。時間指定は不可です。家具店の商品なので、修理や部品の対応は購入前に確認しましょう。
2位パラマウントベッド クオラONE
3モーター・木製ボード(スクエア)3点セット
KQ-B6327
3(背・脚・高さ)185,000円〜
(ベッド+マットレス+サイドレール)
介護用ベッドの大手メーカー品。背0〜75°、膝0〜30°、高さ25〜60cm。組立配送に対応していますが、地域や時期で日数がかかることがあります。
3位グランドリビングオーダー
マットレス付き 電動ベッド 3モーター(店舗オリジナル/ノーブランド)
3(背・脚・上下昇降)99,800〜129,800円
(棚の有無・マットレスの種類で変わる)
棚あり:幅102×長214×高70〜106cm、棚なし:幅102×長205×高79〜114cm。玄関渡し(お客様組み立て)が基本で、組立料金+10,000円のオプションあり(地域・条件により不可の場合あり)。入金から1〜2週間かかります。

3つとも3モーターで、価格は約10万〜19万円台です。同じ3モーターでも、メーカー品か、店舗オリジナルか、組み立てまでお願いできるか、マットレス・柵が付くかで、総額と安心感が変わります。特に玄関渡しの商品は、重い荷物を自分で部屋まで運んで組み立てることになるので、ご注意ください。

商品ごとの詳しい説明

① CARE ケア3(3モーター)

3モーターで10万円台前半と、手に取りやすい価格の電動ベッドです。本体・専用マットレス・コントローラー・左右の手すりの4点セットで、組立設置付きの販売ページがあります。

スペック:サイズは幅114×長さ203×高さ76〜106cm。マットレスは幅99×長さ195×厚み8cm(硬質ウレタンと軟質ウレタンの2層構造)。耐荷重は約100kg。カラーはナチュラル、ミディアムブラウン、ウォールナットの3色です。

何ができる?3つのモーターで、上半身(背上げ)は食事や読書のとき、下半身(脚上げ)は足のむくみ対策、上下昇降は立ち上がりやすさと介助のしやすさに使えます。ロック付きの大口径キャスターで部屋の中を動かしやすく、左右の手すり(天然木)で転落も防ぎます。マットレスは硬さが選べるリバーシブルで、洗えるカバー付きです。

注意点:幅114cmは介護用ベッドとしてはやや大きめです。置き場所と搬入経路を測りましょう。家具店の商品なので、修理や部品の対応、保証は購入前に確認してください。大型配送のため、時間指定はできません。

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② パラマウントベッド クオラONE 3モーター

背・膝・高さをそれぞれ操作できる、最も機能がそろったモデルです。背と膝を組み合わせて動かす「らくらくモーション」で、起き上がるときの圧迫感やズレを減らせます。背は最大75°、膝は最大30°、高さは25〜60cmまで調整できます。

何ができる?脚だけを上げて、足のむくみ対策をしたり、背を起こしたときにずり落ちにくくしたりと、体の状態に合わせた細かな調整ができます。体の状態が変わっても使い続けやすいので、将来の介護も見据えて、長く使いたい方に特におすすめです。スマホのベッド操作アプリや呼び出し通知にも対応しています。

選び方のコツ:ネットでは、ベッド本体のみの販売と、マットレス・サイドレール付きの「3点セット」があります。初めて買う方は、組立配送まで対応しているセット商品を選ぶと迷いにくいです。

¥185,000 (2026/10/10 19:30時点 | 楽天市場調べ)

さらに上のモデルを探すなら:パラマウントベッドの「楽匠Fit」シリーズが最新です。(介護用品店向けカタログで478,000円〜)。

③ グランドリビングオーダー 3モーター(店舗オリジナル)

ノーブランド(店舗オリジナル)の3モーター電動ベッドです。棚あり・棚なしと、マットレスの種類(ポケットコイル/ウレタン)を選べて、価格は99,800〜129,800円です。

スペック:棚ありは幅102×長さ214×高さ70〜106cm、棚なしは幅102×長さ205×高さ79〜114cm。マットレスは、ポケットコイルが幅97×長さ195×厚み16cm、ウレタンが幅97×長さ195×厚み10cmです。

何ができる?背上げ・脚上げ・上下昇降の3つを電動で動かせ、介護に必要な基本の動きがそろっています。ベッドに合わせてマットレスを選べ、デザインもオシャレなので、見た目や寝心地にこだわりたい方にも向いています。

注意点:組立料金(+10,000円)のオプションもありますが、地域・条件によっては受けられない場合があります。商品の到着は、入金から1〜2週間かかります。お店自体が無くなった場合、修理など保証が受けられなくなります。

特別編|まずは「ベッドだけ」欲しい方へ:グランツ シエントS(0モーター)

ここまでは電動ベッドを買う前提で紹介しました。ただ、電動ベッド(特殊寝台)は、要介護認定を受ければ介護保険でレンタルできる場合があります(要支援1・2、要介護1の方は原則対象外)。「そのときは電動ベッドをレンタルするけれど、それまでのつなぎに、ベッドだけ先に欲しい」という方もいます。

そんな方に向けて、モーターのない0モーターのベッドを紹介します。

グランツ シエントS(PA-9572)

床面の高さを25・29・32.5・36.5・40・44cmの6段階から選べるベッドです。サイズは全長198×全幅94cm、最大使用者体重は90kg、価格は約52,800円です。マットレスは市販の物で問題ないので、好きなマットレスと組み合わせて使用できます。

何ができる?背上げ・脚上げはできませんが、体格や立ち上がりやすさに合わせて床面の高さを決められます。要介護になって電動ベッドをレンタルするときまで、ベッドだけを先に用意したい方に向いています。

注意点:サイドレール(柵)を付けるには、別売のサイドレールホルダーが必要です。マットレスも別売です(適合は幅91×長さ191cm)。

¥39,600 (2026/10/10 19:43時点 | 楽天市場調べ)

専門員の一言:長く使いたいなら、この形のベッドは要注意

次のタイプは、過去に身体に合わず、最終的に買い換えになったケースがありました。「もったいない」と、合っていないのに無理に使い続けた方もいます。

  • 蹴込み(ベッドの下に足先を入れる空間)がない
  • 高さ調節ができない
  • マットレス一体型
  • 折りたたみができるパイプベッド式

長期にわたって使いたいなら、購入はおすすめしません。

40〜60代のベッド選びは、別記事でくわしく書いています。
▶ 介護の現場で見てきた|40〜60代が選びがちな“失敗するベッド”とその理由

専門員の一言:買う前に「レンタル」も検討を

要介護認定を受けている方は、介護ベッドを介護保険でレンタルできる場合があります(要支援1・2、要介護1の方は原則対象外)。今回は買い取りを中心に紹介しましたが、費用を抑えたい場合や、状態が変わりそうな場合は、ケアマネジャーに相談してください。

買い取りの場合は、メーカー保証の期間、設置・組立の対応、不要になったときの引き取りも、あわせて確認しておくと安心です。

まとめ

まとめ

1

モーター数は「高さ調整」があるかが大切

迷ったら2モーター以上。体の状態が変わるなら3モーターが安心です

2

サイズは幅83〜91cm、長さはレギュラーが基本

搬入経路と置き場所も先に測りましょう

3

オプションは「合計金額」で比べる

マットレス・柵・テーブルは別売のことが多いです

4

大手メーカーを選ぶ

修理や部品が長く手に入るので、パラマウントベッドを中心に検討しましょう

家電量販店で見本を見て、ネットや店舗で買う。そのどちらでも、ベッドは「毎日使う道具」です。迷ったら、福祉用具専門相談員やケアマネジャーに相談してください。

参考情報

  • パラマウントベッド公式サイト「クオラONE」ラインアップ・仕様
  • 楽天市場の各販売ページ(ケア3・クオラONE・グランドリビングオーダー)
  • 介護用品店向けカタログ(グランツ・パラマウントベッド掲載ページ、2025年10月価格改定版)
  • 楽天市場・Amazonの各販売ページ(価格は2026年10月時点)

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