高齢になると、毎日湯船につかる入浴が体力的に負担になり、入浴頻度が減っていく方は少なくありません。実際、加齢とともに外出頻度が下がって汗をかきにくくなるため、毎日湯船に入らなくても体調に大きな問題がないケースも多いのです。
とはいえ、血流の悪さやむくみが気になる方には「足湯」がとても有効です。この記事では、介護現場での経験もふまえながら、足湯のメリット・正しいやり方・オススメの足湯用具を詳しく紹介します。
迷ったらこれ。温度を保てる足湯器の定番
折りたたみフットバス(Bonarca)
電動バブル機能付きで、40℃のお湯をキープしながら足裏を優しく刺激。介護の場面を意識して作られた一台です。
Amazonで見る 楽天市場で見る足湯が高齢者にもたらすメリット
足湯には、次のようなメリットがあります。
| メリット | 内容 |
|---|---|
| 血行促進 | 足元を集中的に温めることで血流が良くなり、全身の巡りが改善します |
| むくみの改善 | 循環機能が高まることで老廃物の排出が促進され、むくみの軽減につながります |
| 体への負担が少ない | 全身浴に比べて体力の消耗や心臓への負担が少なく、車椅子の方や体力が落ちている方でも取り入れやすいケアです |
| リラックス・安眠効果 | 足を温めることで副交感神経が優位になり、寝つきが良くなる効果が期待できます |
| 床ずれ(褥瘡)の予防に関連 | 血行改善により組織への酸素・栄養供給が向上し、皮膚トラブルの予防にもつながります |
私が働いていた施設でも、車椅子で過ごす方や1日座りっぱなしになりがちな方に、入浴のない日に足湯を取り入れていました。
なかなか寝つけない方には、就寝前の足湯がとても好評でした。
「今日はお風呂はいいけど、足だけでも」という日にぴったりのケアです。
足湯の正しいやり方
足湯の効果をしっかり感じるには、お湯の温度・深さ・時間がポイントです。
| ポイント | 目安 |
|---|---|
| お湯の温度 | 39~42℃程度(熱すぎるとやけどや血圧変動のリスクがあるため注意) |
| 浸ける深さ | くるぶし~ふくらはぎまで |
| 時間 | 10~20分程度が目安。長時間になりすぎないよう様子を見ながら行う |
| タイミング | 安眠目的の場合は、就寝の約1時間前がオススメ |
足湯のあとは、水分が残らないようしっかり足を拭き取りましょう。
拭き残しは水虫の悪化や感染症の原因になることがあります。
足に傷や炎症がある場合、体調がすぐれない場合は、無理をせず医師に相談してください。
ご家族やヘルパーさんなど、誰かにサポートしてもらいながら足湯をする場合は、軽いマッサージを取り入れるとより効果的です。
足裏や指の間を優しくもみほぐしてあげるだけでも、リラックス効果がぐっと高まります。
足湯用具の選び方|2つのタイプがある
足湯用のグッズには、大きく分けて2つのタイプがあります。
電源のいらない、シンプルなバケツ型。
電源を使って、お湯の温度を一定に保てるタイプ。
どちらが良い・悪いということはありません。
使い方や目的によって、向き不向きがあります。
それぞれの特徴を、実際の商品と一緒に見ていきましょう。
電源不要タイプ|まず試してみたい方に
電源のいらない足湯用具は、中にお湯を入れて、短時間足を浸けるシンプルなタイプです。
価格が手頃で、置き場所も選ばず、初めて足湯を試す方にぴったりです。
ただし、お湯は少しずつ冷めていきます。
長時間じっくり浸かりたい方には、次にご紹介する電源付きタイプの方が向いています。
| 画像 | 商品名 | 特徴 | 容量 | 価格 |
|---|---|---|---|---|
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ハユール フットバスバケツ(リッチェル) | フタが半分閉まる設計で、お湯が冷めにくい。深さがあり足首の上まで浸かれる | 満水12L/目盛6.8L | 1,650円 (+フットケアマット2,750円) |
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フットバス 足湯専科(イノマタ化学) | 日本製。足のサイズ30cmまで対応するゆったり設計 | 2,500ml | 1,000円台~ |
ハユール フットバスバケツ(リッチェル)
6.8Lのお湯が入り、フタが半分閉まる設計になっています。
お湯の温度が冷めにくいよう工夫されているので、シンプルなバケツ型の中では扱いやすい一台です。
深さもしっかりあるので、足首の上まで浸かれます。
別売りの「フットケアマット」を一緒にバケツへ入れれば、足裏を洗ったりマッサージしたりすることもできます。
フットバス 足湯専科(イノマタ化学)
日本製で、足のサイズが30cmまでの方でもゆったり使えるサイズ感です。
シンプルな作りで、価格も手頃。
「まずは足湯がどんなものか試してみたい」という方に向いています。
ハユールと同じく電源不要のバケツ型なので、置き場所を選ばず気軽に始められます。
電源付きタイプ|しっかり温まりたい方に
私が働いていた施設では、電源付きの足湯用バケツを使っていました。
お湯の温度が一定に保たれるので、湯冷めする心配がありません。
最後まで温かいまま足湯を終えられるので、10分でも20分でも、安心して浸かっていられます。
「毎日のルーティンにしっかり取り入れたい」
「冷え性をきちんとケアしたい」
そんな方には、電源付きタイプをオススメします。
| 画像 | 商品名 | 特徴 | 温度調整 | 価格 |
|---|---|---|---|---|
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加熱式折りたたみフットバス「あし〜ゆ」(サンコー) | 脚が折りたためて収納しやすい。お湯捨てが簡単。リモコン付き | 35~47℃・最長60分タイマー | 5,900円~6,980円前後 |
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折りたたみフットバス(Bonarca) | 電動バブル機能付き。「介護・日本国内メーカー製」と明記 | 40℃保温 | 約4,450円 |
加熱式折りたたみフットバス「あし〜ゆ」(サンコー)
35~47℃の間で温度をキープでき、最長60分のタイマー機能も付いています。
使わないときは脚を折りたためるので、収納場所にも困りません。
お湯捨てがしやすい設計になっているのも、うれしいポイントです。
日本の家電メーカーが作っている製品なので、初めて電動タイプを選ぶ方でも安心感があります。
折りたたみフットバス(Bonarca)
40℃のお湯を保温しながら、電動バブル機能で足裏を優しく刺激してくれます。
「家庭用・介護・日本国内メーカー製」と明記されているのが特徴で、介護の場面を意識して作られた製品です。
ジェットバスのようなバブルが出て、足裏をほぐしてくれます。
足湯をもっと気持ちよくする入浴剤
足湯にプラスするなら、足浴専用に作られた入浴剤がオススメです。
通常の入浴剤は、湯船いっぱいのお湯を想定した濃度で作られています。
足湯バケツのようにお湯の量が少ない場合、そのまま使うと成分が濃くなりすぎることがあります。
だからこそ、「足浴用」と明記された入浴剤を選ぶことが大切です。
100年快適生活 足浴用ハーブの香り入浴料(マックス)
業界初の、足浴バケツ専用に作られた入浴料です。
海塩をベースにした、お肌にやさしい設計になっています。
計量スプーンが付いているので、少量のお湯にも適した量を毎回きちんと量れます。
ハーブの香りで、頭も気分もすっきりリフレッシュできます。
Baden Tab(バーデンタブ)足湯用(紀陽除虫菊)
足湯専用に作られた、重炭酸タイプの入浴タブレットです。
無香料・無着色・パラベンフリーなので、肌がデリケートな高齢者の方にも使いやすい処方です。
テレビ通販でも紹介されたことがあり、年々知名度が広がっている商品です。
1錠が1回分になっているので、使う量に迷わないのも助かるポイントです。
あると便利なその他のグッズ
足湯をより快適にする、プラスアルファのグッズも紹介します。
ハユール フットケアマット
ハユール フットバスバケツと一緒に使える、専用のマットです。
底に敷くだけで、足裏をこすり洗いしたり、マッサージ代わりに使ったりできます。
耐熱設計なので、熱めのお湯でも安心して使えます。
使い捨て足湯用ライナー袋
バケツの内側にかぶせて使う、使い捨てタイプの袋です。
使用後はそのまま袋を外して捨てるだけなので、洗う手間がかかりません。
訪問介護や施設など、複数の方が同じバケツを使う場面では、衛生面でも安心材料になります。
「毎回洗うのが面倒」というご家庭にも、ぜひ試していただきたいアイテムです。
まとめ
✔ お湯の温度は39~42℃、時間は10~20分が目安
✔ まず試したい方には、電源不要のシンプルなバケツ型がオススメ
✔ しっかり温まりたい方、毎日のルーティンにしたい方には、電源付きタイプがオススメ
✔ 足浴専用の入浴剤を使うと、より気持ちよく足湯を楽しめる






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