この記事でわかること
1シャワーチェアが必要なサインと、普通の風呂椅子との違い
立ち座りが不安になったら、それが導入のタイミングです。
2選び方を3ステップで整理(機能→サイズ→値段)
Amazonで売れている¥6,000〜の市販品おすすめ3選を紹介。
3介護保険でレンタル・購入できる?
要支援1以上なら年間10万円まで購入費に補助が出ます。
「お風呂の椅子が低くて、立ち上がれなくなってきた」
「座るときにドスンと落ちてしまう」
「体を洗っているときにふらつく」
この中に一つでも当てはまったら、シャワーチェアの導入を考えるタイミングです。
ただ、シャワーチェアは種類が多すぎます。介護メーカーのカタログには何十タイプもあります。福祉用具専門相談員でも選ぶのに一苦労します。
この記事では介護認定が無い方、介護保険を使えない方向けに、Amazonや楽天で実際に売れている市販品(¥6,000〜)を福祉用具専門相談員から見ておすすめ3つ紹介します。
目次
① こんな症状が出たらシャワーチェアの出番
以下のどれかに当てはまったら、シャワーチェアを検討してください。
・今の風呂椅子から立ち上がるのが大変になってきた
・座るとき「ドスン」と勢いよく座ってしまう(ドスン座りは圧迫骨折の危険があります)
・体を洗っているときに、ふらついたことがある
・シャンプー中に目をつむると不安定になる
・浴槽をまたぐときにバランスを崩しそうになった
・介助者が体を洗うスペースが足りない
普通の風呂椅子との違いは「高さ調整ができること」「滑り止め付きの脚」「背もたれ・ひじ掛けの選択肢」の3点です。座面が高くなるだけで、膝への負担が大幅に減り、立ち座りが格段に楽になります。
介護職として伝えたいこと
座面の高さは「座ったときのひざ下の長さ」に合わせるのがポイントです。低すぎると立てない、高すぎると足が浮いて不安定になります。膝下の長さ以上に高さ設定ができるシャワーチェアを選んでください。
② シャワーチェア選びの3ステップ
シャワーチェアの種類が多すぎて混乱する原因は、「機能」「サイズ」「折りたたみ方」「軽さ」が全部バラバラに存在しているからです。
私はこの順番で選んでいます。この順番で絞れば、候補は2〜3台まで減ります。
STEP1 機能を選ぶ(身体の状態で決まる)
| 身体の状態 | 選ぶ機能 | 理由 |
|---|---|---|
| 座った姿勢が安定している 立ち座りも自分でできる |
座面のみ(スツール) | 高さだけ上げれば十分 |
| 座っていると少しふらつく 円背(背中が丸い) |
背もたれのみ or 腰当付き |
背中の支えで姿勢が安定 円背の方は腰当が奥まで座りやすい |
| 体が前後左右に傾く 立ち上がりが不安 シャンプー中にふらつく |
背もたれ+ひじ掛け ★迷ったらこれ |
姿勢保持と立ち上がりの両方をサポート |
| 片麻痺で体の向きを変えにくい 介助者が方向転換させたい |
回転チェア | 座ったまま体の向きを変えられる |
迷ったら「背もたれ+ひじ掛け付き」を選んでください。これが介護現場の基本です。
ひじ掛けがあると
・座った姿勢が安定する
・体を洗うときにひじ掛けに手をかけて体が開く
・立ち上がるときにひじ掛けを握ってスムーズに立てる
という3つのメリットがあります。壁に手すりがある場合は「ひじ掛けなし」でもOKです。
STEP2 サイズを選ぶ(体格と浴室で決まる)
| サイズ | 幅 | 向いている人 |
|---|---|---|
| コンパクト | 〜幅43cm前後 | 小柄な方・浴室が狭い方 |
| ミドル ★基本 | 幅43〜52cm前後 | 標準的な体格・一般的な浴室 |
| ワイド | 幅52cm〜 | 大柄な方・浴室が広い方 |
基本はミドルサイズを選んでください。日本の標準的な体格・浴室サイズに合わせて設計されています。
浴室のドアの開口幅も確認してください。折りたたみが出来ないシャワーチェアだと搬入できないことがあります。
STEP3 値段と購入方法を選ぶ
| 方法 | 価格 | こんな方向け |
|---|---|---|
| 市販品を自費購入 |
¥6,000〜¥15,000 | 介護認定なし・試しに使いたい・今すぐ欲しい方 |
| 介護保険で購入 | 自己負担1〜3割 (年間10万円まで補助) |
要支援1以上の認定がある方 (ケアマネに要相談) |
③ 市販品おすすめ3選(¥6,000〜・Amazon売れ筋)
介護認定がない方や「すぐ必要」急いでいる方向けに、Amazonや楽天で実際によく売れている市販品を3つ紹介します。
① mugenbo シャワーチェア(背もたれ+肘掛け)——Amazonで最も売れているタイプ
Amazonのシャワーチェア売れ筋1位クラス。作業療法士監修という点が信頼を集めています。
・6段階高さ調整(足の長さに合わせられる)
・背もたれ+ひじ掛け付きで姿勢安定
・アルミ合金フレームで軽量・錆びにくい
・耐荷重150kg
・日本語説明書付き
・折りたたみ可能でコンパクト収納
「作業療法士監修」という表記が購入の後押しになっているようで、Amazonレビュー数も多い商品です。背もたれ+ひじ掛き付きで迷ったら、まずこれを候補にしてください。
② RAKU 折りたたみシャワーチェア——コンパクト収納・狭い浴室向け
折りたたみ幅が薄く、収納スペースを取りません。浴室が狭い方・毎日折りたたんで片付けたい方向け。
・折りたたみ時にスリム収納
・U字型座面で体を洗いやすい
・高さ6段階調整
・耐荷重150kg
・アルミ製・工具不要で組み立て簡単
・背もたれ付き・ひじ掛け可動式
「軽くて片付けが楽」というレビューが多い商品です。介助者が毎日浴室の掃除をする場合、折りたたんで移動できるのは大きなメリットです。
折りたたみタイプは使用後に立てかけておけるので、お風呂掃除のときに邪魔にならないのが助かります。浴室が狭いご家庭はこちらがおすすめ。
③ 島製作所 折りたたみシャワーチェア楽湯——日本製・介護専門店で定番
楽天の介護専門店で長年売れ続けている定番品。日本メーカー製の安心感があります。
・日本製(島製作所)
・組み立て不要・折りたたみ式
・座面が幅広で座りやすい
・脚のゴムが大きく滑りにくい
・ライトグリーン・パープルの2色展開
・介護専門店での取り扱い実績多数
「介護用品店で見たのと同じものが通販で買えた」というレビューが特徴。国産メーカーにこだわりたい方、品質重視の方に向いています。
| 商品名 | 価格帯 | ひじ掛け | 特徴 | こんな方に |
|---|---|---|---|---|
| mugenbo ★売れ筋No.1 |
¥8,000〜 | あり | 作業療法士監修 耐荷重150kg |
まず1台買うなら |
| RAKU | ¥6,000〜 | 可動式 | スリム収納 軽量 |
狭い浴室・片付け重視 |
| 島製作所 | ¥10,000〜 | あり(機種による) | 日本製 組み立て不要 |
国産品・品質重視 |
④ 選定時に見落としがちなポイント
ドスン座りに注意
筋力が低下すると、前かがみの姿勢が取れず、そのまま後方重心でドスンと座ってしまいます。ドスン座りは圧迫骨折の原因になります。
対策はひじ掛け付きを選ぶこと。ひじ掛けを持って体重を逃がしながらゆっくり座ることで、ドスン座りを防げます。
全介助で移乗する場合は、介助者が真上からゆっくり着座させてください。勢いをつけると椅子が浮いて脚が変形し、将来の転倒事故につながります。
座面の奥行は座位保持に直結する
座面のサイズ(幅)ばかり気にしがちですが、実は奥行の方が重要です。
座面の奥行が浅いと、太ももの裏が十分に支えられず、座位が不安定になります。実際に座ってみて「太もも裏がしっかり座面に乗っているか」を確認してください。
抗血栓薬(ワーファリンなど)を服用している方
血液をサラサラにする薬を飲んでいる方は、軽くぶつけただけでも広範囲のあざができやすいです。お風呂では肌がふやけているので裂傷も起きやすくなります。
この場合は、ひじ掛けの裏面までクッションで覆われているシャワーチェアを選ぶと安心です。
⑥ 介護保険で購入できる?
シャワーチェアは介護保険の「特定福祉用具購入」の対象です。
要介護認定(要支援1以上)を受けている方であれば、年間10万円(税込)までの購入費に対して、自己負担割合に応じた給付が受けられます(1割負担なら最大9万円まで保険適用)。
ケアマネジャーに相談すれば手続きを案内してもらえます。
購入前に必ず相談してください。勝手に買うと保険が適用されない場合があります。
まとめ
✔ STEP2:サイズを選ぶ → 迷ったら「ミドル(幅43〜52cm前後)」
✔ STEP3:まず市販品(¥6,000〜)を購入が最短ルート。介護認定があれば保険も使える
✔ 座面の高さは「ひざ下の長さ」に合わせる
✔ ドスン座りは圧迫骨折の危険。ひじ掛け付きなら立ち座りが安全
✔ 介護保険で購入する場合は先にケアマネジャーへ相談
種類が多すぎて選べない方は、このブログの無料相談もご活用ください。浴室のサイズと身体の状態を教えていただければ、候補を絞り込むお手伝いをします。
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