座面のみのシャワーイスの選び方|介護保険対象・対象外のおすすめを比較

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この記事でわかること

1座面のみタイプのメリット・デメリット——コンパクトさと引き換えに何を我慢するのか

2介護保険対象・対象外の商品比較——アロン化成・パナソニックとmugenbo・山善を比較します

3価格差の理由——約2万円と約4千円、何が違うのかを解説します

「お風呂からの立ち上がりがしにくくなってきた。シャワーイスを買おうと思うけど、背もたれや肘掛けは必要かな?座面だけでいいかな?」

この記事は、そんな方のために書きました。座面のみのシャワーイスの特徴、実際の使用感、そして介護保険対象品と対象外品の違いまで、正直にご紹介します。

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座面のみタイプのメリット・デメリット

座面のみのシャワーイスの一番のメリットは、最もコンパクトでシンプルな点です。座面の高さは調節できますが、脚が垂直なつくりのため、高さを変えても本体の幅が広がりません。浴室が狭い方や、「高ささえ確保できればそれでいい」という方には向いています。

デメリットは、折りたためないことです。折りたたみ式のシャワーイスなら、使わないときに畳んでしまっておけますが、座面のみタイプは基本的に浴室に出しっぱなしになります。

💬 専門員のひとこと
出しっぱなしになること自体は、ご家族も一緒に使ってもらえるなら大きな問題にはなりません。「本人専用で、他の家族は使わない」「浴室が狭くて洗い場のスペースを圧迫する」という場合は、折りたたみ式も検討してみてください。

座面のみタイプの使用感

実際に使っている方の口コミを見ると、良い点・気になる点それぞれに共通する傾向がありました。

👍 良い点として多かった声
・組み立てが簡単
・安定感がある、座り心地が良い
・体重が重めの方でもしっかり座れる

👎 気になる点として挙がっていた声
・ネジが緩みやすい
・クッション部分の耐久性が気になる
・「ぐらつく」「壊れた」という声も一部ある

これらの声は、価格帯の安い商品に比較的多く見られる傾向がありました。次の章で、価格帯ごとの商品を具体的に比較していきます。

座面のみシャワーイスの商品比較

商品名 奥行 高さ(座面高) 重さ 価格(税込) 介護保険
安寿 シャワーベンチ mini(アロン化成) 37.5cm 36cm 35〜45cm(5段階) 約1.8kg 20,350円 対象
安寿 シャワーベンチ mini-S(アロン化成) 36〜37cm 34.5〜36cm 28〜35.5cm(4段階) 約1.6kg 20,350円 対象
シャワーチェア[ユクリア] コンパクトスツールN(パナソニック) 39.5〜40.5cm 36.5〜37.5cm 32〜42cm(6段階) 約2kg 20,900円 対象
mugenbo シャワーチェア(座面タイプ) 51cm 43cm 38〜54cm(6段階) 約1.8kg 4,280円 対象外
コンフォートシャワースツール YS-7001SN(山善) 42cm 40cm 35.5〜50.5cm(7段階) 約2kg 4,404円 対象外

介護保険対象のシャワーイス

要支援・要介護の認定があれば、1〜3割負担で購入できます(同一年度内で上限10万円)。

安寿 シャワーベンチ mini(アロン化成)
座面高さ35〜45cmの5段階調節。重さ約1.8kg。座面はソフトパッド仕様で、外して洗えるため清潔を保ちやすい構造です。税込価格は20,350円ですが、1割負担なら実質2,035円で購入できます。

安寿 シャワーベンチ mini-S(アロン化成)
miniより座面高さが低め(28〜35.5cm、4段階調節)で、小柄な方向けのモデルです。座面が低い分、足がしっかり床につきやすくなります。

シャワーチェア[ユクリア] コンパクトスツールN(パナソニック)
ゆったりした座面で、痩せて座骨が当たりやすい方にもやさしいソフトクッション仕様。防カビ加工(SIAA認証)付きで、お手入れのしやすさにも配慮されています。税込価格は20,900円です。

💬 専門員のひとこと
介護保険を使うには、要支援・要介護の認定と、指定を受けた事業者での購入が必要です。申請の流れは別記事で詳しく解説しています。(介護保険で福祉用具を購入する手順はこちら)

介護保険対象外のシャワーイス

次の2商品は介護保険の対象外で、Amazonや楽天などで誰でも購入できる商品です。

mugenbo シャワーチェア(座面タイプ)
6段階の高さ調節(38〜54cm)。Amazon価格4,280円。第三者機関による100kg耐荷重試験済みで、健康雑誌への掲載歴や作業療法士監修という実績もあります。組み立てのしやすさや、体重が重めの方でも座りやすい点が評価されている一方、「ぐらつく」「早く壊れた」という声も一部見られました。

本体サイズは幅51×奥行43cmと、アロン化成やパナソニックの商品(幅37〜40cm前後)よりも一回り大きめです。座面のみタイプの魅力は「コンパクトさ」でもあるので、浴室が特に狭い場合は、このサイズ差も選ぶ際のポイントになります。

コンフォートシャワースツール YS-7001SN(山善)
座面高さ35.5〜50.5cmの7段階調節。価格4,404円。安定感や組み立てやすさが好評な一方、ネジの緩みやすさ、クッションの耐久性を指摘する声もありました。

介護保険対象と対象外、何が違う?

約2万円と約4千円。同じ「座面のみのシャワーイス」なのに、価格には5倍近い差があります。高いのには、それなりの理由があります。

①第三者機関の安全性評価をクリアしていること
介護保険の対象になる福祉用具は、JIS規格や、日本福祉用具評価センターなどの第三者機関による安全性評価をクリアしていることが前提になっています。介護保険対象外の商品がすべて危険というわけではありませんが、「どんな基準で安全性が確認されているか」という点では、対象品の方が第三者による裏付けがはっきりしています。

②細部の作り込み
外して洗えるソフトパッド仕様、防カビ加工など、長く清潔に使うための工夫が随所にあります。安価な商品でも工夫はされていますが、口コミで挙がっていた「ネジの緩み」「クッションの耐久性」といった声は、こうした部分の差が出やすいところです。

③介護保険を使えば、実質的な価格差はもっと縮まる
1割負担なら、2万円の商品が実質2,000円程度で購入できます。「高い」という印象は、保険を使わない場合の話です。認定を受けられる状態であれば、対象品の方が結果的に安く済むケースも多くあります。

💬 専門員のひとこと
「とりあえず試したい」「今すぐ欲しい」「介護保険の認定がまだ下りていない」という場合は、対象外の商品から始めるのも一つの手です。一方、「認定はすでにある」「長く安全に使いたい」という場合は、保険対象品を選んでおいたほうが、価格面でも安心感の面でも合理的です。買い直してもいい方は安い方、腰を据えて選びたい方は保険対象品——ご自身の状況に合わせて選んでみてください。

まとめ

座面のみタイプは、最もコンパクトだが折りたためない——家族も使うなら大きな問題にはなりにくい
安定感や組み立てやすさは価格帯に関わらず好評だが、耐久性は価格差が出やすい
介護保険対象品(アロン化成・パナソニック)は約2万円、対象外品(mugenbo・山善)は約4千円
価格差の理由は、第三者機関の安全性評価と細部の作り込み
介護保険の認定があるなら、対象品の方が実質的な価格も安くなりやすい

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