ギプス・装具を付けたままのお風呂、不安ではありませんか?
ギプスや装具を付けていると、
「お風呂で濡れたらどうしよう…」
「簡易的な防水で本当に大丈夫?」
と不安になりますよね。
特に、
- ギプスが濡れてしまうと乾きにくい
- 装具の金属部分が錆びる
- 皮膚トラブルや臭いの原因になる
といったリスクもあり、
入浴そのものがストレスになってしまう方も多いです。
この記事では、
ギプス・装具を濡らさずに、できるだけ安心してお風呂に入るための考え方と具体的な対策を
福祉用具専門相談員の視点でわかりやすく解説します。
目次
なぜギプス・装具はお風呂で濡れやすいのか?
ギプスや装具は、形状が一定ではなく、
- 関節部分(手首・肘・足首・膝)
- ゴムやベルトのある部分
- 凹凸の多い構造
が多いため、
簡単なビニールやテープだけでは完全防水が難しいのが現実です。
また、シャワーや浴槽の水圧がかかることで、
「少しの隙間」から水が侵入してしまうケースもよくあります。
まず知っておきたい!防水対策の基本的な考え方
防水アイテムを選ぶ前に、
次のポイントを押さえておくことが大切です。
✔ 完全防水は「密着」と「形状」がカギ
サイズが合っていない防水カバーは、
かえって隙間ができやすくなります。
✔ 装具の種類・部位によって対策は変わる
- 腕なのか
- 脚なのか
- ギプスか装具か
によって、適した方法は異なります。
✔ 「短時間入浴」か「しっかり入浴」かを考える
シャワーだけなのか、浴槽に浸かるのかで
必要な防水レベルも変わります。
ギプス・装具を濡らさないための主な防水対策アイテム
① 専用の防水カバー(おすすめ)
ギプス・装具専用に作られた防水カバーは、
開口部がしっかり密着し、水の侵入を防ぎやすいのが特徴です。
向いている人
- 毎日お風呂に入りたい
- 浴槽に浸かりたい
- 失敗したくない人
大きく広げられるシリコン製の開口で身体に密着。
② 簡易防水(ビニール+防水テープ)
応急的な方法としてよく使われますが、
完全防水は難しいのが正直なところです。
注意点
- テープの貼り方で差が出る
- 動くとズレやすい
- 長時間は不向き
向いている人
- 短時間のシャワーのみ
- 応急対応として使いたい場合
ゴムが伸び縮みするので、パッと被せるだけの簡単装着。
③ 市販の防水グッズ(部分使用)
装具の一部だけを守りたい場合や、
補助的に使う方法として活用できます。
ただし、
「これだけで安心」と過信しないことが重要です。
足だと、シューズカバーが代わりになったりします。
現場でよくある失敗例
実際によく聞く失敗には、次のようなものがあります。
- 「ビニール袋だけで入ったら中まで濡れてしまった」
- 「テープをしっかり貼ったつもりでも、関節部分から浸水」
- 「サイズが合わず、逆に水が溜まった」
ギプスや装具が濡れてしまったら
乾かすのが大変。
こうした失敗を防ぐためにも、
装具の形状に合った対策を選ぶことが大切です。
安心して入浴するためのおすすめ手順
- 装具・ギプスの状態を確認する
- 防水カバーや対策アイテムを装着
- 軽くシャワーで水をかけて浸水チェック
- 問題なければ入浴
- 入浴後はすぐに外して乾燥・確認
この一手間で、失敗のリスクを大きく減らせます。
それでも不安な場合は、専門家に相談を
ギプスや装具の種類・身体状況によっては、
「この方法が正解」と一概には言えないこともあります。
- どの防水方法が合うかわからない
- 装具が特殊で市販品が合わない
- 介助が必要で不安がある
そんな場合は、
福祉用具の専門家に相談することが一番の近道です。
まとめ|無理せず、安心できる入浴を
ギプス・装具を付けていても、
正しい方法と道具を選べば、安心してお風呂に入ることは可能です。
無理に自己流で済ませず、
ご本人に合った防水対策を選び、
安全で快適な入浴時間を確保していきましょう。



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