介護食の選び方|「容易にかめる・舌でつぶせる・かまなくてよい」の違いを解説

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この記事でわかること

1食事形態は「かむ力」と「飲み込む力」で決まる

かたさが合っていないと、むせたり飲み込みにくくなったりします。

2パッケージの「4段階」の表示を見れば選べる

ユニバーサルデザインフードのマークを見れば、専門知識がなくても選べます。

3むせが増えたときの見分け方

こんな様子が見られたら、相談のタイミングです。

「この人は普通のご飯でいいの? それともおかゆ?」

介護食を選ぶとき、多くの方がここで迷います。

退院したときの食事は、病院のスタッフが決めてくれています。

でも、その後は家族が毎日見ながら選ぶことになります。

この記事では、介護食の「食べやすさの4段階」の見分け方を、わかりやすく説明します。

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なぜ食べやすさを考える必要があるの?

かむ力や飲み込む力は、年齢とともに少しずつ弱くなっていきます。

体に合わない硬さの食事を続けると、飲み込むときにむせやすくなったり、食欲が落ちてしまったりします。

反対に、柔らかくしすぎるのもよくありません。

かむこと・飲み込むこと自体が、体の機能を保つ役に立っているからです。

「その人が安全に、なるべく自分の力で食べられる硬さ」を選ぶのが基本です。

💬 豆知識
「刻めば安全」と思われがちですが、実はそうとも限りません。細かく刻んだだけの食事は口の中でまとまりにくく、かえってむせやすいことがあります。

食事形態は誰が決めているの?

入院しているときは、病院の専門スタッフが食事の様子を見て、その人に合った硬さを決めています。

でも、退院して自宅での生活が始まると、毎日の食事を見るのは家族やヘルパーです。

むせが増えても、食べこぼしが増えても、次にいつ病院で見てもらえるかはわかりません。

次のような様子が見られたら、一度ケアマネジャーやかかりつけ医に相談してみてください。

⚠ こんな様子が見られたら相談を
・食事中や食後にむせることが増えた
・飲み込むまでに時間がかかる
・食べこぼしが増えた
・食べる量や時間が急に変わった
・体重が減ってきた

食べやすさの4段階「ユニバーサルデザインフード」

市販の介護食のパッケージには、たいてい「ユニバーサルデザインフード」というマークがついています。

かむ力・飲み込む力に合わせて、食べやすさを4段階に分けた目印です。

このマークを見れば、専門知識がなくても選べます。

区分 かむ力の目安 飲み込む力の目安 食感
区分1
容易にかめる
かたい・大きいものはやや苦手 普通に飲み込める やわらかめの普通食
区分2
歯ぐきでつぶせる
かたい・大きいものが苦手 飲み込みにくい時がある 歯ぐきでつぶせる柔らかさ
区分3
舌でつぶせる
細かくて柔らかければ食べられる 水やお茶が飲み込みにくい ペースト・ムース状
区分4
かまなくてよい
小さくても食べにくい 水やお茶が飲み込みにくい なめらかなペースト・ゼリー状

区分3・区分4になると、水やお茶も飲み込みにくくなります。

その場合は、飲み物に「とろみ剤」を加えてとろみをつけると、飲み込みやすくなります。

4段階を実際の商品で見てみましょう

言葉だけだとイメージしにくいので、実際の商品で見てみましょう。

同じ「肉じゃが」や「牛丼」でも、区分が変わると見た目や食感がまったく違います。

区分1|容易にかめる

具材の形を残しながら、スプーンで簡単につぶせるくらいまで柔らかく調理したタイプです。

見た目は普通のおかずに近く、食欲がわきやすい盛り付けです。

容易に噛める画像

区分2|歯ぐきでつぶせる

歯ぐきでつぶせるくらいの大きさに調理し、とろみをつけて食べやすくしたタイプです。

歯茎でつぶせる画像
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区分3|舌でつぶせる

細かい具材を舌でつぶせるくらいまで柔らかく調理し、とろみをつけたタイプです。

ゼリー状の商品も多く、口の中でまとまりやすいのが特徴です。

ユニバーサルデザインフード区分3 下でつぶせるの画像
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区分4|かまなくてよい

なめらかなペースト状で、噛む動作がほとんど必要ないタイプです。

素材ごとに分かれたものと、おかずが一皿にまとまったものがあります。

噛まなくていい画像
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介護保険は使えるの?

介護食は食品なので、介護保険や医療費控除の対象にはなりません。

福祉用具のレンタルや購入とは扱いが違うので、注意してください。

まとめ

この記事のまとめ

1食事形態は「かむ力」と「飲み込む力」で決まる

かたさだけでなく、飲み込む力も一緒に見てあげてください。

2パッケージの4段階マークを見れば選べる

容易にかめる・歯ぐきでつぶせる・舌でつぶせる・かまなくてよいの4つです。

3むせ・食べこぼし・体重減少が増えたら相談を

一人で抱え込まず、ケアマネジャーやかかりつけ医に相談してください。

4介護保険・医療費控除の対象にはならない

食品として扱われるため、福祉用具のレンタルや購入とは違います。

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