「装具をつけていると、普通の靴は履けない…」
そう思っていませんか?
実は、短下肢装具を使っている方の中には、
既製品のスニーカーを工夫して履いている方もいます。
今回は、実際に装具ユーザーが行っている
既製品の靴を履くための工夫をまとめました。
目次
まず知っておきたいこと
同じ短下肢装具でも、
・厚み
・支柱の位置
・足の可動域
・麻痺の程度
によって、履ける靴は人それぞれです。
ある方は「ナイキのエアフォース1なら履ける」と話していました。
他メーカーではねじり込めなかったそうです。
履き口の広さや、靴自体のしっかり感が影響している可能性があります。
つまり、
“履ける・履けない”は個人差が大きいということです。
工夫① 靴紐を変える
片麻痺の方の場合、
靴紐を結ぶ動作が難しいことがあります。
そのため、紐を交換する工夫をしている方が多くいました。
ゴム紐
ゴム紐の場合、結んだままでも履く時に履き口を広げられます。
装具に厚みがある方でも安心です。
普通の紐と同じように結んで使うので
見た目が同じなのが嬉しいですね。
キャタピー
靴紐の穴で止まるようになっている靴紐です。
緩める、締めるが靴紐を引っ張るだけで簡単に出来ます。
ゴム紐だと、歩く時も伸びちゃうので
フィット感強くありませんが、
キャタピーはしっかりと締めれるので
かなりフィットします。
磁石で止める
靴紐を結ぶタイプは、外でほどけたら
自分で結び直すのが大変です。
そういう方には磁石でくっつける靴紐も。
結ぶのと同じように伸びるので
履き口が大きく広がります。
外でほどける心配も無し。
工夫② 中敷き
中敷きが外せる靴を買う
装具は厚みがあるため、
そのままでは靴がきつくなることがあります。
中敷きが取り外せる靴なら、
・装具側だけ外す
・両方外して調整する
といった工夫ができます。
健側にインソールを入れて高さ調整
左右で同じ靴を履きたい場合、
・装具側に合わせて大きめを購入
・健側の足にインソールを入れて調整
という方法もあります。
インソールは100円ショップでも手に入るため、
比較的取り入れやすい工夫です。
工夫③ 靴をねじ込まないための対策
装具をつけていると、
金具や支柱部分が靴と擦れやすくなります。
そのため、
・靴が破れやすい
・摩耗が早い
という悩みもあります。
これは完全には防げませんが、
少しでもダメージを減らす方法があります。
ダメージを減らせれれば、
結果的に、靴が少し長持ちすることもあります。
靴ベラを使う
靴ベラを使うことで、
かかと部分の摩擦が減り
軽い力で靴を履くことができます。
片麻痺の方は、靴に装着できる
靴ベラを使いましょう。
スライディングシートを使う
靴全体の摩擦を軽減したい方は
履く時に装具部分を覆うように
スライディングシートを巻くと
履く時の摩擦を軽減することができます。
つま先を出すように巻くことで
履き終わった後にシートを引っ張って
外に出すことができます。
このスピラドゥ ピンクはとても柔らかいので
巻いて使用したりするのに最適です。
既製品を選ぶときのポイント
✔ 紐タイプで甲が広げやすい
✔ 中敷きが取り外せる
✔ 履き口がしっかりしている
✔ ワンサイズ上げてもブカブカになりすぎない
このあたりを目安にすると、選びやすくなります。
まとめ|装具でも工夫次第で選択肢は広がる
装具をつけているからといって、
必ずしも介護用シューズだけが選択肢ではありません。
・靴紐を変える
・中敷きを調整する
・インソールを使う
・履き方を工夫する
こうした小さな工夫で、
既製品のスニーカーでも履ける可能性があります。
ただし、無理に履くことで痛みや転倒リスクがある場合は、
装具対応シューズを検討することも大切です。
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工夫と安全のバランスを取りながら、
自分に合った一足を見つけてください。


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