
今、一本杖を使っているのだけど、それだとふらふらして危ないのよね…。でも、押し車はまだ早い気がして…。何か良いものはない?
一本杖の次に【多点杖】というものがあります。杖先が一点ではなく、多点に分かれている杖です。
このブログでは、一本杖では危なくなってきた方が、次に使う【多点杖】についてご紹介しています!
多点杖とは?
主な特徴は、杖先が多点に分かれています。(3点、4点、6点など)
広い接地面で支えるため、安定しています。
転倒リスクが高い方や、一本杖では不安を感じる方にオススメです。
杖が一人で自立するため、使わない時に立てておくことも選ばれるの理由の一つです。
(一本杖でもいい方でも、この機能で多点杖を選ばれることもあります。)
注意点は、多点杖の中には屋内専用のものがあります。
(段差や傾斜のある場所では脚が均等に接地せず、かえって不安定になるため)
今まで一本杖を使ってきた方によっては、使い方に慣れが必要です。
一本杖は、軽くて持ち運びやすく、操作性が高いのが特徴です。支点が1つのため、歩行時の自由度が高く、屋外や狭い場所でも使いやすいです。ただし、安定性は多点杖に劣り、強い支えや杖への依存度が高い方には適しません。

今や、多点杖も多くの種類があります。
幅が大きく、安定したものから、ほぼ一本杖みたいなものまで。
ここからはどのような多点杖があるのか、安定感の高い順にご紹介していきます!
テイコブアルミ製 4点杖
ベースサイズが22.5cm×16cmで、重さも590gとかなりの重さ。
杖の依存度が高く(杖に寄りかかる体重が多い)、より安定感を求める方にオススメ。
こちらは4点の足を同時に突き、屋内専用となります。
テトラ・ケインα ミディ
こちらはベースが16cm×12cmでさっきよりも少し小さいが、重さが460gと超軽量!!
この安定感のある大きさなのに、この軽さはびっくり!
安定感は欲しいけど、重いと杖の移動が大変な方にオススメ。
こちらも4点同時に突くことを意識し、屋内専用。
バンブーステッキ オフセット多点杖
こちらは、12.4cm×10.1㎝と中間くらいの大きさで475g。
杖先ゴムが太く、地面との設置面積が1個1個広いので、この大きさの中では安定感抜群。
男性に好まれるデザインであり、スッキリとしています。
こちらは斜めについても大丈夫な杖ゴムのため、屋外でも使用可能です。
四点可動式オン・オフさん
ここからは一本杖に近く、軽量タイプです。
杖先が4点同時につけることも出来るし、斜めに突くようにすることもでき、二通りの使い方ができます。
ベースは10cm×10cmで430gと安定感はありません。
そこまで杖の依存度が高くない方にオススメです。
(例えば、杖無でも数mなら歩ける方や、念のため杖を持つ方など)
楽スマ スリーベース
こちらは多点杖の中で最軽量な3点タイプ。
最大11.5cmで、重さは320gと一本杖とほぼ変わらない重さ。
一本杖でもいいのだが、一本杖だと杖が自立しないので、こちらの方が便利だからこれを使っている、という方も結構います。
斜めに突いても良い構造なので、屋外でも利用可能。

トイレやレジ、ちょっと杖を離して何かやりたい時に、自立してくれるとかなり助かるんですよ✨
番外編
こういう杖に立ち上がる時の補助するための持ち手が付いたものもあります。
ほんの少し掴まるところがあれば立ち上がれる方には良いのですが、ガッツリ掴まって、体重をかけて、立ち上がろうとする方には正直危険!!!!!
杖ごと倒れこんだ転倒が、よくあります。
椅子やソファーから立ち上がりにくいときは、杖ではなく、手すりがオススメ。
色々な場所で使いたいのであれば、四点杖よりももっと支持面積が大きいタイプで、持ち運べるものにしましょう。

一本杖だけではなく、一本杖か多点杖かでも迷う時代になりました!!見た目、機能性、オシャレ、色々な「自分らしい」杖を見つけてください!✨
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