麻痺がある方や、足の筋力が無くて、車いすに乗っている方が
足場の悪い道路を車いすで通ったり、段差を乗り越えたりすると
足が足置きから落ちてしまうこと、ありますよね。
何度も戻したり、落ちないか冷や冷やするのは大変…。
足を落ちなくするための工夫を何種類かご紹介します!
ベルトで固定
一番簡単なのは、ベルトで足を足置きに固定しちゃうことです。
簡単で低コストです。
【気を付けること】
ベルトが擦れて足を傷つけないようにすること/本人以外がやる場合、両足を固定するのは拘束になるので注意すること/それでも落ちる危険性があるので、こまめに確認すること/移動するときのみの一時的な固定にすること
足置きガードを前に付ける
車いすには足置きガードが大体どの車いすにもついています。
これは足が後ろに落ちるのを防いだり、
姿勢よく座れる足の位置を分かりやすくするためだったり、
足のリラックスのためだったりします。
足の後ろに来るように足を置きますが、
これを前に来るように足を置くと
前に足が落ちにくくなります。
【気を付けること】
足が引っかからないようにする/足が後ろに落ちないようにする/ベルトで足が擦れないようにする/本来の使い方じゃないので自己責任
介護用品を追加する
足が落ちないようにするための介護用品もあります。
これらを購入して車いすに付けて落ちないようにします
【気を付けること】
自身の車いすに合うのか確認
手作りする
足が落ちないように足置きをアレンジする方法です。
私も何回か作りました!!
完全オリジナル方法の作り方
段ボールを足の大きさ、車いすの足置きにあったサイズにカットします。
100均のジョイントマットを同じ大きさにカットします
これまた100均のタオルを適当な形に切って
マジックテープを張り付ける(縫った方がしっかりする)
車いすにはマジックテープや結束バンドで固定
完成!!
【材料】
段ボール/ジョインマット/タオル/両面テープ/マジックテープ(結束バンド)
【材料費】
約500円
既製品をアレンジして作る方法
かかとの床ずれ予防専用のクッションがあります。
それを車いすの足置きに固定して完成!
【注意事項】
足の甲だけ止めるより、ふくらはぎも固定できる大きさの方がオススメ/足置きにしっかり固定すること/車いすがレンタルの場合は、車いすに傷つかないように固定すること/締め付けないように注意
本来、体に合った車いすや、車いすを身体に合わせて調整が出来れば、足はズレ落ちにくいのですが、
なかなかお身体の状態だけ見るわけにもいかず、現実的に難しいと思います。
(家の環境や、使用用途によって、合う車いすが限られてきます)
そんな時は、工夫してみてください。
【最後の注意】
お尻がズレ落ちている状態で、足が固定されていると、
お尻が床ずれになる危険性があります。
まずは、車いすとクッションを見直しましょう。
それでもダメな場合は、足置きを工夫してください。
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