
爪が分厚くて硬いから、爪切りで切るのが一苦労…。もっと楽に切れないかな。
70代、80代になると、爪が硬く分厚くなります。
このブログでは、なぜ爪が硬くなるのか原因をご説明し、軽い力で切れる爪切りをご紹介しています。
目次
硬く分厚くなる原因
加齢による変化
歳を取ると、爪の水分量が減り、乾燥しやすくなります。
そのため爪は弾力性が無くなり、縮み、分厚く硬くなります。
血行不良
足先の血流が悪くなり、爪に十分な栄養が届かなくなることで、爪が分厚くなります。
物理的な圧迫や摩擦
特に女性に多いのですが、足に合わない靴や、つま先が狭い靴、ヒールのある靴を長期間履いたことで、爪に圧力や摩擦が加えられ続け、分厚く硬くなります。
巻き爪や深爪などのトラブル
巻き爪や深爪の方は、爪の成長が妨げられてしまうので、爪が重なって層のようになり、分厚くなります。
爪の病気や感染病
爪の水虫になると、爪の成長が妨げられ、異常に爪が分厚く硬くなります。
爪をやわらかくする方法
硬くなってしまった爪をやわらかくすることは大変です。
毎日クリームを塗ってラップで覆った場合、2週間程度で爪がやわらかくなり始め、4週間ほどで爪切りがしやすくなったという報告があります。
足の爪は生え変わるまでに1年~1年半、手の爪は半年~1年半なので、気長にケアをしていきましょう。
オイルによるケア
オイルを爪に塗り、マッサージします。
足湯で爪周辺を温めてからオイルを塗り、10〜15分ほどラップや布で覆って浸透させると、爪がやわらかくなり切りやすくなります。
オリーブオイルやアーモンドオイルなど、柔軟性のあるオイルがオススメ!
尿素配合クリームの使用
尿素20%クリームを爪に塗りラップで覆うと、徐々に爪が柔らかくなり、安全に切れるようになります。
特に厚くて硬い爪に効果的です。
よく介護の現場で使われているクリームです。
長期間、尿素クリームを使用すると、爪が抜け落ちるなどのリスクもあるため、2週間~1か月程度を目安にし、異常があれば使用を中止してください
保湿クリームの活用
尿素やグリセリンなど保湿成分を含むクリームを日常的に使うことで、爪とその周囲の皮膚の乾燥を防ぎ、爪をやわらかく保つことができます。
マッサージ
爪とその周囲をやさしくマッサージすることで血行が促進され、爪がやわらかくなります。
専用の薬やゲルの利用
医療機関では、巻き爪や分厚い爪のために、爪をやわらかくする専用の薬やゲルを処方されることがあります。

爪が極端に厚い、変色している、痛みがある場合は、自己判断せず医療機関やフットケア専門家に相談してください!
オススメの爪切り
分厚くて硬い爪には、一般的なてこ型爪切りよりも「ニッパー型爪切り」や「電動爪やすり」がオススメです。
ニッパー型爪切り
- 特徴
刃が鋭く、開口が大きいため、厚くて硬い爪や巻き爪も切りやすい。力を入れやすいグリップ設計のものが多く、高齢者や握力が弱い方が切りやすいです。
刃先がカーブしていて、厚い爪や変形爪にも対応。滑りにくいハンドルで手にフィットしやすい。
巻き爪専門医との共同開発品。巻き爪の方にはこちらがオススメ。
ステンレス製で切れ味が良く、厚い爪や巻き爪にも対応。
分厚い爪でも軽い力で切れる。
電動爪やすり
特徴
爪を「切る」のではなく「削る」ため、力が弱い方や手の届きにくい足の爪にもおすすめ。
皮膚を傷つけにくく、介護や高齢者のセルフケアにも適しています。
アタッチメントがついているので、爪の整形・仕上げ・甘皮処理・角質ケアが1台で行えます。
刃部は触っても安全な構造で、皮膚に当たっても怪我の心配がほとんどありません。
爪切りは医療行為?
健康な状態の爪で、爪やその周囲の皮膚に異常がなく、本人の容体が安定している場合は、爪切りは医療行為に該当しません。
医療行為とみなされるケース
次の場合は、爪切りが医療行為とみなされ、医師や看護師が切らなければなりません。
- 巻き爪、爪白癬、変形、分厚い、硬いなど、爪に疾患や異常がある場合。
- 爪の周囲に化膿や炎症がある場合。
- 糖尿病患者は深爪による壊死リスクが高いため、糖尿病などの基礎疾患がある方。
- 薬の関係で、出血リスクが高いとき。

私はずっと巻き爪なので、ニッパー型の爪切りしか使用したことありません。刃先が太い関孫六やSUWADAよりも、細いグリーンベルが個人的には奥まで入るので、切りやすくて好きです。爪が痛いと歩けなくなります。適切な爪切りを!
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