この記事でわかること
1 背もたれ・肘置き付きタイプの特徴——背もたれと肘置き、両方が揃うことで何ができるようになるのか。
2 どんな人におすすめか——迷ったときにこのタイプを選んでおくべき理由。
3 介護保険対象・対象外あわせて6商品の比較——mugenbo・山善から安寿・ユニプラス・パナソニックまで。
福祉用具専門相談員が選ぶ おすすめの1台
mugenbo シャワーチェア 背もたれ肘掛けタイプ
座って支える背もたれと、立ち座りを支える肘置き、両方をしっかり備えたタイプです。
高さは6段階(38~54cm)で細かく調整でき、体格に合わせやすいのも魅力。重さは2.9kgと軽く、出し入れもラクにできます。
迷ったらまずこの1台を検討してみてください。
シャワーイスを選ぶとき、一番よく聞かれるのが「結局どのタイプがいいの?」という質問です。
座面だけのシンプルなタイプ、背もたれが付いたタイプ、そして背もたれと肘置きの両方が付いたタイプ。種類が多いぶん、どれを選べばいいか迷ってしまう方がほとんどです。
結論から言うと、迷ったときは背もたれ・肘置き付きタイプを選んでおけば大きな失敗はありません。この記事では、福祉用具専門相談員として現場で選定に関わってきた経験から、このタイプの特徴とおすすめの人、そして実際によく選ばれている商品6つを比較して紹介します。
① 背もたれ・肘置き付きタイプとは
シャワーイスは、座面だけのシンプルなものから、背もたれ付き、そして背もたれと肘置きの両方が付いたものまで種類があります。背もたれ・肘置き付きタイプは、その中でもっとも装備が充実したタイプです。
背もたれがあることで、洗髪や体を洗うときに後ろに寄りかかることができ、姿勢を保つ負担が減ります。肘置きがあることで、座るとき・立ち上がるときに手を置いて体を支えられるので、ふらつきや転倒のリスクを下げられます。
この2つが揃っているぶん価格は座面のみのタイプより高くなりますが、それだけ安心材料が多いということでもあります。
② どんな人にオススメか
長時間お風呂に座っているのがしんどい方、立ち座りのときにふらつきやすい方、一人で入浴されることが多い方には特に向いています。退院後にお風呂での動作にまだ不安がある方や、これから先も長く使うことを考えている方にもおすすめです。
逆に、まだ体力があって背もたれや肘置きをあまり必要としない方には、座面のみのタイプで十分な場合もあります。ただ、体格やお風呂の環境に合わせて選ぶのが理想ではあるものの、実際にはそこまで細かく選びきれないという方がほとんどです。
💬 専門員のひとこと
どのタイプにするか迷ったら、背もたれ・肘置き付きが最上級なので、まず間違いはありません。大は小を兼ねる、ではないですが、機能が一番揃っているぶん「これじゃなかった」という後悔が一番少ないタイプです。本当は体格やお風呂の環境に合わせて選ぶのが理想ですが、迷って決められないよりは、これを選んでおく方が安心につながります。
③ 背もたれ・肘置き付きタイプ 商品比較
ここからは、介護保険の対象にならない商品と、対象になる商品、それぞれおすすめを紹介します。
| 商品名 | 保険 | 重さ | 価格帯 |
|---|---|---|---|
| mugenbo 背もたれ肘掛けタイプ | 対象外 | 2.9kg | ¥10,000台〜 |
| 山善 YS-1060 | 対象外 | 4.1kg | ¥10,000台〜 |
| 安寿 FSフィット | 対象 | 約4kg | ¥35,000(税込) |
| ユニプラス ライトタイプ | 対象 | 3.9kg | ¥37,378(税込) |
| ユクリア コンパクトSP | 対象 | 4.1kg | ¥32,230(税込) |
| ユクリア ミドルSP | 対象 | 4.3kg | ¥32,230(税込) |
① mugenbo シャワーチェア 背もたれ肘掛けタイプ
サイズは幅51cm×奥行43cm×高さ71~86cm(座面高38~54cm)、座面は40×32.5cm、重さ2.9kgです。高さは6段階で調整でき、耐荷重は100kg。
作業療法士監修で作られている商品で、口コミの評価も高く、価格も抑えめなので、まずは試してみたいという方に選ばれています。
こんな方に:初めて背もたれ・肘置き付きタイプを試してみたい方、価格を抑えたい方
② 山善(YAMAZEN) YS-1060
使用時のサイズは幅50.5×奥行48~56×高さ67.5~77cm、折りたたみ時は幅50.5×奥行16.5×高さ77cm、重さ4.1kgです。高さは5段階(座面高35.5~44.5cm)で調整でき、耐荷重は100kg程度。
座面には排水穴があって水が溜まりにくく、脚先も滑りにくいゴムキャップになっているので、日々のお手入れのしやすさを重視したい方に向いています。
こんな方に:お手入れのしやすさを重視したい方、コンパクトに折りたたみたい方
③ 安寿 折りたたみシャワーベンチ FSフィット
サイズは幅46×奥行38~46×高さ65~75cm、座面は41×33cmで、座面の高さは33~43cmまで6段階で調整できます。重さは約4kg、耐荷重は100kg。小売価格は35,000円(税込)で、レッド・ブルー・グリーンの3色から選べます。
座面と背もたれにクッション性のある素材が使われていて、長く座っていても痛くなりにくいのが特徴です。介護保険対象品なので、購入時の負担割合が適用されます。
こんな方に:座り心地を重視したい方、介護保険を利用して購入したい方
④ ユニプラス コンパクトシャワーチェア(ライトタイプ)
サイズは幅40.5×奥行40.5~45.5×高さ59.5~69.5cm、座面は幅38×奥行29.5cmで、座面高は32.5~42.5cmまで6段階で調整できます。重さは3.9kgと、このクラスの中では軽めです。価格は税込37,378円(税抜33,980円)。
最大使用者体重は80kgなので、この点だけは他の商品より軽めの設定というのを覚えておいてください。
色はブラック・ホワイト・レッドオレンジの3色から選べるのも特徴です。従来の介護用シャワーイスにはあまりなかった色展開で、実際に現場でも「介護用っぽくない色がいい」という理由で、比較的若い年代の高齢の方に選ばれるケースが増えてきました。機能だけでなく見た目の好みでも選びやすい商品です。
こんな方に:軽さを重視したい方、色で選びたい方
⑤ パナソニック シャワーチェア[ユクリア]コンパクトSPおりたたみN
サイズは幅40.5×奥行40~46.5×高さ55~65cm、座面までの高さは31.5~41.5cmまで6段階で調整でき、座面は36×30cmです。重さは4.1kg、価格は税込32,230円。
座面の幅がやや控えめなので、小柄な方の姿勢をしっかり支えたい場合に向いています。
こんな方に:小柄な方、コンパクトなサイズを探している方
⑥ パナソニック シャワーチェア[ユクリア]ミドルSPおりたたみN
座面は41.5×31.5cmとコンパクトSPよりもゆったりしたサイズで、重さは4.3kg、耐荷重は100kg。希望小売価格は税込32,230円(税抜29,300円)で、ブルー・オレンジ・モカブラウンの3色があります。
体格がしっかりしている方や、座面に余裕を持たせたい方に向いています。
こんな方に:座面に余裕がほしい方、体格がしっかりしている方
まとめ
✔ 背もたれ・肘置き付きタイプは、シャワーイスの中でも一番安心感の高いタイプ
✔ 迷ったらこのタイプを選んでおけば大きく外すことはない
✔ 価格を抑えたいなら「mugenbo」「山善 YS-1060」
✔ 色で選びたいなら「ユニプラス コンパクト(ライトタイプ)」
✔ 介護保険を利用するなら「安寿 FSフィット」「パナソニック ユクリア」シリーズ
どれを選べばいいか迷ったときは、無理に決めなくて大丈夫です。体格やお風呂の環境に合わせて、一緒に考えていきましょう。
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