
この前、お風呂のフチを持って浴槽を跨ごうとしたら、滑って胸をフチに強打して痛かったわ…。何か対策はないかしら?
目次
はじめに|お風呂での転倒はとても多い事故
お風呂場では、水や泡で足元が滑りやすく、想像以上に転倒事故が多く発生します。
実際、浴室やシャワー・浴槽の使用時には、高齢者だけでなく全年齢でも転倒リスクが高く、滑り対策は必須です。
この記事では、お風呂場で滑る原因と、すぐにできる対策・環境改善・おすすめ用具について、わかりやすく解説します。
なぜお風呂場で滑りやすいの?
お風呂場が危険なのは、次のような要因が重なるからです:
- 水や石鹸の泡で床がツルツルになる
- タイルや浴槽底が滑りやすい素材
- 高齢やバランスが取りにくい身体状況
- 手すりが無い・掴まる場所が遠い環境
特に高齢の方は、バランスや筋力の低下などで滑った勢いを支えられず、大きな怪我につながることが多いため、予防が重要です。
まずは日常の「意識した動き」を見直す
対策用品を置く前に、次のような動きを心がけるだけでも事故リスクを下げられます:
- ゆっくり動く
- 湯上がりはすぐに床を拭く
- シャワー前に床の水を軽く流す
- 足を滑らせないように段差や方向転換に注意する
とはいえ、転倒のリスクを完全になくすには環境整備が必要です。
滑り止め対策①:すべり止めマット・テープ
浴室の滑り止めで最も基本となるのが「すべり止めマットやテープ」。
浴槽や洗い場に置いたり貼ったりすることで、床との摩擦を増やし、滑りにくくします。
すべり止めマットの種類
- 吸盤付き:吸盤が浴槽にぴったり張り付くタイプ
- フラットタイプ:重みでズレにくくしたタイプ
- シールタイプ:貼りっぱなしで良いタイプ
※素材や形もさまざまなので、浴室の広さや用途に合わせて選びましょう。
すべり止めマットの比較表
| 商品名 | 画像 | 金額 | サイズ | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| パナソニック すべり止めマット[ユクリア] | [M]6,600円 [L]6,930円 | [M]幅55×奥行38×高さ0.25cm [L]幅70×奥行38×高さ0.25cm | ステンレス浴槽でも 利用可能。カット可能 | |
| アロン化成(安寿) おく楽すべり止めマットAR | ![]() | [小]6,050円 [中]6,600円 [大]7,700円 | [小]幅38×奥行55×厚み0.3cm [中]幅38×奥行70×厚み0.3cm [大]幅38×奥行87×厚み0.3cm | 重さで浴槽の中に沈める。 抗菌作用もあるため カビにくい。カット可能 |
| ケアメディックス お風呂 ピタっとシート | ![]() | 1号12枚入 3,400円 | 幅5×奥行20 | シールタイプ。 周りが剥がれてきたら貼り替え。 |
【交換時期】
表面が滑るようになってきた、カビが生えてきた、破れたら買い替えのタイミングです。
滑り止め対策②:手すり・グリップの設置
浴室の内側・外側、洗い場や浴槽周りに手すり(グリップ)を取り付けることで、支えを得ながら移動できます。
- 入浴時の立ち座り・方向転換が楽に
- 急なバランス崩れにも体を支えやすい
設置する場所は、浴槽へ出入りする動線上が特に重要です。
また、壁にしっかり固定するタイプは安全性が高いと言われています。
滑り止め対策③:シャワーイス/バスベンチ
立って洗うのが不安な方は、座ったまま移動できるシャワーイスやバスベンチを使うのが効果的です。
- 立ち続ける必要がなく疲れにくい
- 滑りやすい動作を減らせる
- 杖や介助者との連携も楽
特にバランスが不安定な方は、座る浴槽利用が転倒リスクを大きく減らします。
滑り止め対策④:床材変更・浴室リフォーム
より根本的に安全性を高めるなら、滑りにくい床材への張り替えや素材変更も検討できます。
高齢者向けに滑りにくい素材の床シートにすることで、永続的な安全性が得られます。
お風呂の床材変更工事は、介護保険の補助の対象です。
滑る原因は身体状況にもある
滑りやすいのは床だけではありません。
例えば、
- 足腰の筋力低下
- バランス感覚の低下
- 足が濡れて反射が遅れる
といった身体要因も大きいです。
日常でも 筋力維持・柔軟性の改善や、杖・歩行補助具の活用が有効です。
すべり止め用品の選び方
選び方のポイント:
- 使用箇所(浴槽内・洗い場・脱衣所)に合う材質
- ズレにくさ(吸盤・フラット)
- お手入れのしやすさ(カビ防止・洗濯可能)
また、家族・介護者と一緒に現場で確認しながら選ぶことで、
「これで安全に使えるか」をチェックしましょう。
それでも不安な時は|安全な入浴環境の相談へ
お風呂場の滑り止め対策は、
「何を使えばいいかわからない」「うちの浴室に合うかな?」という方にとって迷いやすいテーマです。
そんな時は、福祉用具専門相談員に相談すると、
環境・身体状況に合わせた最適な方法を一緒に考えられます。
まとめ
- 浴室で滑ると大事故につながるリスクが高い
- すべり止めマット・テープ・手すりで物理的に予防が可能
- シャワーチェア・リフォームでも安全性を高められる
- 身体状況の改善や補助具の併用で安心度を上げる
安全なお風呂時間は、
「転ばない工夫」と「快適な環境設計」でつくれます。





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