玄関の上がり框が高くて、昇り降りが辛い…。手すり?踏み台?どうするのが一番いい?

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玄関の上がり框が高くて、昇り降りが大変。下駄箱に掴まったら出来ないことはないんだけど、膝も痛くて…。何か良い方法は無いかな?

従来の日本の家の造りは上がり框が高くなっているので、20~30cmくらい高い家がたくさんあります。

このブログでは、高い上がり框をどうしたら快適に上り下り出来るのか、ご紹介しています!

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最初に:膝への負担を考える

既に膝が痛い方や、今は痛くないけど高齢の方は、高い上がり框の上り下りを繰り返すことで膝への負担が大きくなり、膝への負荷は蓄積されていきます。

それをカバーできるほどの筋力があれば良いのですが、高齢になってくると、筋力も徐々に落ちる方がほとんどです。

高い上がり框の上り下りを続けることが、膝に良くない要因として、

  • 膝関節への大きな負担
    • 階段や高い段差の昇降は、平面を歩いたりすることに比べて膝関節に大きく負担がかかります。特に下りでは体重以上の負担が膝にかかります。
  • 変形性膝関節症の悪化
    • 高齢者に多い変形性膝関節症は、関節軟骨のすり減りや炎症が進行する疾患です。階段や段差の昇降動作は症状の悪化や進行を招きやすく、痛みが強くなったり、歩行困難に至る場合もあります。
  • 痛みの悪循環と筋力低下
    • 痛みを我慢して無理に段差の昇降を続けると、膝の炎症や損傷が進みやすくなります。痛みが強くなることで活動量が減り、筋力低下→さらに膝の不安定化→痛みの増加という悪循環に陥ることも少なくありません。

これらのことから、無理に上がり框の高い段差を昇り降りせずに、早めに対策を考えましょう。

上がり框に座るかどうか

昇り降りしやすく工夫をする前に、この動きがあるかどうかで工夫する方向が大きく変わるものがあります。

それは【上がり框に座って靴を履く】かどうかです。

上がり框に座って靴を履く場合、昇り降りの前に上がり框に座る】という動作が入ってきます。

玄関スペースにもよりますが、一番安心なのは玄関に椅子を置くことです。

上がり框は立って上り下りを行い、玄関の椅子に座って靴を脱ぎ履きする。これが最も安全に行えます。

一番スッキリ!壁付けタイプ

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壁付けタイプは最も小スペースで椅子を設置することができ、出し入れも簡単で邪魔にならないので、設置できるならこのタイプが一番オススメです。

耐荷重も100kgまでいけるので安心して使うことができます。

置き型タイプなら省スペースタイプを!

壁に設置するタイプじゃない折りたたみの椅子は、結局折りたたみするのが面倒くさくなって出しっぱなしにする方がほとんどです。

折りたたんだり、出している間に転ぶ危険性もあるので、壁に設置できなければ、常時置くタイプにしましょう。

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アイリスオーヤマの玄関椅子は、クッション性もあり、ちょっとした手すりもありながら、省スペースなのでオススメです。

しっかりした椅子じゃないと不安定な方

介護を受けている方にオススメなのは、手すりである【スタンディ】です。

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面の部分は折りたたみができ、手すりもしっかりしているので、安定感もほしい方にはオススメです。

たまに使っていないシャワーイス(お風呂用の介護の椅子)を玄関の椅子として使っている方もいますが…。サイズ感や折りたたみもできる、安定感的にとても良い発想だと思います!!!!!

手すりを設置する

玄関の上がり框を昇り降りするのに、楽になる方法として最もポピュラーなのは、手すりを設置することです。

昇り降りだけの簡単なものなら縦手すり、昇り降りの前後の動作もカバーしたいのなら横手すり(斜めも)がオススメです。

正直、一人一人に合う手すりの形は違うので、本当は専門家の方に見てもらうのが一番良いです

賃貸など、壁に付けられない方は置き型の手すりもあります。

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踏み台を設置する

手すりと一緒に組み合わせるとより効果的ですが、高い上がり框には、その高さの半分くらいの踏台があると楽に昇り降りできます。

高齢者の膝に負担がかかりにくい段差の高さは16cmといわれています。

16cm以下になるように、踏み台を設置するのです。

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移動するようなものではないので、下にアジャスターがついているタイプ(玄関がわずかに傾いている家が多いため、ぐらつかせないために、アジャスターは必須)

重くて、そうやすやすとズレないタイプがオススメです。

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奥行きは30cmあれば十分かなと思っています。

リフト

究極の昇り降りしない方法はリフトを設置することです。

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主に車いすや歩行器の方が使うようですが、リフトがあれば昇り降りする必要もなくなります。

まとめ

意外と「昇り降り出来ているから、このままでいい」と言われがちな玄関の上がり框ですが、膝への負担を考えると、今から段差を低くすることをオススメします!

主な方法としては
・手すり
・踏み台
で、両方使うと一番いいです。

靴を履くには上がり框に座らずに別で椅子を用意してください。

皆さんも早めに予防しておきましょう!!

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