昔は平気だった玄関が、いつの間にか怖くなる
玄関の上がり框。
これまで何気なく昇り降りしていたのに、
- 「よいしょ」と声が出るようになった
- 片足で立つのが不安
- 転びそうでヒヤッとしたことがある
そんな変化を感じていませんか?
玄関は、毎日必ず使う場所。
だからこそ、少しの不安が大きな事故につながりやすい場所でもあります。
「手すりを付けるしかないのかな…」
そう思われがちですが、実は選択肢はひとつではありません。
目次
なぜ玄関の上がり框は、急につらく感じるのか
上がり框がつらくなる理由は、年齢だけではありません。
- 膝や股関節の動きが小さくなる
- 片足立ちの時間が不安定になる
- 靴を履いたまま動作するためバランスを崩しやすい
こうした変化が重なることで、
**「段差そのものは変わっていないのに、急に怖くなる」**のです。
これは誰にでも起こり得る、自然な変化です。
上がり框がつらくなったら、できることはたくさんあります
上がり框の対策というと「手すり」が真っ先に思い浮かびますが、実際には次のような方法があります。
- 手すりを設置する
- 踏み台を使う
- 据え置き型の補助手すりを使う
- 玄関用の椅子を取り入れる
- 住宅改修や福祉用具レンタルを検討する
大切なのは、今の体の状態や住環境に合った方法を選ぶことです。
手すりが向いている人・向いていない人
手すりが向いているのはこんな人
- 足に力は入るが、支えが欲しい
- 昇り降りの際に体を安定させたい
- 立ち上がりや方向転換が不安
注意したいポイント
- 位置や高さが合わないと、逆に使いにくい
- 工事が必要になる場合がある
- 「とりあえず付けた」手すりは使われなくなることも
手すりは万能ではありません。
体の動きに合った位置に設置できるかがとても重要です。
踏み台という選択肢もあります
踏み台が向いているのはこんな人
- 上がり框の段差が高く、一歩がつらい
- 膝や股関節に痛みがある
- 工事はできるだけ避けたい
踏み台を使うことで、
一気に昇る動作が「二段階」になり、負担が減ります。
注意点
- 必ず滑り止め付きのものを選ぶ
- 高さが合っていないと逆に危険
工事不要で使える「据え置き型補助手すり」
「工事まではしたくない」
「まずは様子を見たい」
そんな方には、置くだけで使える補助手すりもあります。
こんな方におすすめ
- 賃貸住宅に住んでいる
- 一時的に使いたい
- 家族みんなで共用したい
現場でも、
「まずはこれで試してみましょう」という提案をすることは少なくありません。
意外と見落とされがちな「玄関椅子」
上がり框の問題は、
昇り降りだけではありません。
- 立ったまま靴を履くのがつらい
- 前かがみになるとふらつく
そんな方には、玄関用の椅子が役立つこともあります。
座って靴を履き、立ち上がる。
それだけで、玄関での不安が大きく減ることもあります。
専門員として一番伝えたいこと
上がり框対策で一番大切なのは、
「年齢」ではなく、「今の体の動き」に合わせること。
- 「まだ大丈夫」と我慢し続ける
- 転んでから対策を考える
この順番になってしまう方は、とても多いです。
合わない用具は使われなくなり、
結果的に危険な状態に戻ってしまいます。
我慢しなくていい、選べる対策があります
玄関の上がり框がつらくなったとき、
できることは一つではありません。
- 手すり
- 踏み台
- 補助手すり
- 玄関椅子
大切なのは、「今の自分に合う方法」を選ぶこと。
「玄関が少し不安だな」
そう感じた時が、見直しのタイミングです。
無理せず、安全に。
毎日の出入りが、少しでも楽になりますように。
玄関の段差、ひとりで悩まなくて大丈夫です
上がり框の対策は、
体の動き・家の形・生活スタイルで正解が変わります。
「手すりがいいのか、踏み台がいいのか分からない」
「介護保険で使えるのか知りたい」
そんなときは、
無理に決めず、一度ご相談ください。
福祉用具専門相談員の立場から、
今の状況に合った選択肢を一緒に整理します。



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