
手が震えるようになって、箸が上手く使えなくなってしまったの。細かく切って、スプーンにするしかないのかしら…。
箸が上手く使えなくなると、スプーンやフォークに変える方がほとんどです。
しかし!箸の自助具はとても使いやすく、スプーンやフォークにする前に知ってほしい、使ってほしい!
このブログでは箸の自助具をご紹介しています。
箸のタイプ
箸の自助具には、手指の力や動きが弱くなった方や、片麻痺の方など、さまざまなニーズに応じた種類があります。
箸のタイプは大きく分けて3つあります。
ピンセットタイプ
ピンセットタイプは、箸の上部にバネやクリップがついており、ピンセットのように軽い力で開閉できるタイプです。
バネタイプ
箸にステンレス製のバネが付いており、ピンセットのように軽い力で開閉できます。
バネの開閉力は約40gとクリップタイプより弱めに設定されています。
必ず箸先と箸先がくっつくので、手が震える方も物を掴むことができます。
バネタイプは取り外しができません。バネの部分がステンレスなので、長く使えますが、洗うのは少し面倒です。
トングタイプ
トングタイプは、使用感はバネタイプとほとんど変わりませんが、箸と一体型なのでダメになるのがバネタイプよりは早いです(パキッと折れちゃったり)
でも、構造はシンプルなので洗いやすいです!
長持ち優先か、洗いやすさ優先か、ですね✨
クリップタイプ
クリップタイプは箸と分離しているので、取り外すことができます。
箸を抜いて洗うことができます。
クリップタイプはバネタイプよりも力が必要です。重さも少し重いです。
しかし、力が軽いということは、力を入れ過ぎてしまうと、箸先がクロスしてしまうので、調整が必要です。
サイズさえ合えば既存の箸を使えるので、今までの箸を使いたい方はクリップタイプがオススメです。(柄や色など好みがありますよね)
グリップ太型・握り型
グリップ太型・握り型は、グリップ部分が太く設計されており、手全体で握るように持てるタイプです。
代表的なのが、【箸ぞうくんシリーズ】です。
リウマチや片麻痺、握力の低下など、手指に障がいがある方でも使いやすい設計になっています。
人差し指と親指でピンセットを使うような感覚で箸を操作でき、細かい指の動きが難しい方でも使いやすいです。
指を少し動かすことができれば、使うことができます。
箸ぞうくんより、もっと手が動かない方、震えが強い方用のクリアもあります。
手が大きい方もクリアの方がオススメです。
箸ノ助+は箸そうくんと構造はほとんど似ていますが、色が茶色なので、出先で使いやすくなっています。

箸ぞうくんは、色々カスタマイズができます!持ち手を延長したり、持つ手の安定感を向上させるために台座を追加したり、矯正型のように輪っかで指を固定できたりします。より自分の手に合ったカスタマイズをしたい方は箸ぞうくんが一番オススメです。
矯正型自助箸
矯正型は、指を固定するリングや仕切りがついていて、正しい持ち方をサポートするタイプです。
親指と人差し指で開閉しやすく、指の位置が安定するため、箸の操作がしやすくなります。
やや重量があるものが多く、リハビリ目的で使う方も多いです!
右手用と左手用があるので、買うときは要注意です。
手作り
既存の箸の持ち手を少し太くしたり、滑り止めを巻くだけで使いやすくなります。
ユニバーサルテープは、テープとテープだけがくっつくテープです。
直接箸に巻き付けても、箸に粘着部分が付かない不思議なテープ。
伸びやすく、テープ同士をくっつけなければ何回でも貼り直し(位置調整)ができます。
メーカーHPには、事例も載っていますので、良ければ見てください✨


蕎麦は箸ですすりたい!という方は、箸を諦める前に、箸の自助具を使ってみてください!あなたにぴったりの箸が見つかりますように。
コメント