夜中トイレに間に合わなくなった、病気や発熱で身体が思うように動けなくなった、トイレが外にあって危ない、トイレまでの移動が厳しいなど、ポータブルトイレを必要とする理由はたくさんあります。
この記事を読むことで、数あるポータブルトイレの中からどれを買えばいいのか分かります✨
種類を知ろう
まずは、ポータブルトイレの種類を知りましょう。
樹脂製
ポータブルトイレには樹脂製があります。本体が樹脂で出来ているため、軽くて丸洗いができます。
【オススメの人】
ポータブルトイレを移動する頻度が高い人(ベッド横から部屋の隅など)/飛び散り・こぼしやすい・深くしっかり座れない人(こまめに洗わないといけない人)/金銭的余裕がない人/とりあえず何でも良い人
☟オススメの樹脂製のポータブルトイレは「パナソニック ラフィーネ」です。大体の必要な機能が備わっており、見た目もスッキリしていてあまり大きくも無いので場所を取りにくいからです。
木製
もう一つは木製があります。本体が木製で出来ているので、重量があり、見た目も良いです。
【オススメの人】
見た目にこだわる方/椅子としても利用したい方/勢いよく座ってしまう癖がある方
☟オススメの木製のポータブルトイレは「パナソニック 座楽」です。見た目の色の組み合わせが良いことと、サイズが選べれるので、ゆったり座りたい方や、コンパクトなものが良い方など、好みに合わせて選ぶことができます。
肘置きは「固定タイプ」「はねあげタイプ」「スライドタイプ」があります。
これは、ポータブルトイレにどのように移動するかで選びます。
ベッドからポータブルトイレに移動するときに、お尻が上げられない・人の介助が必要な方は「はねあげタイプ」か「スライドタイプ」を選びましょう。
それ以外の、割としっかり動ける方は「固定タイプ」で問題ありません。
本体を選んだら、次は機能を選びます。
やわらか便座
便座がやわらかくなっているタイプです。痩せて骨が出ている方や、排便時に長時間便座に座っていることが多い人にはオススメですが、経年劣化でひび割れしてきます。ひび割れした部分から黒カビが発生するので、全体的にあまりオススメしていません。
便座が硬く感じる方は、やわらか便座ではなく、便座シートを分厚いのにする方良いでしょう。
☟とても分厚く柔らかく、底付きのしない「マシュマロ便座シート」
暖房便座
暖房便座は便座が暖かくなる機能です。座った瞬間に冷たいと、ひやっとしてヒートショックを起こす可能性もあります。
また、便座カバーを付ければ良いのですが、こまめに洗うのが面倒くさい方などは暖房便座がオススメです。
脱臭機能
脱臭機能は、座るとセンサーが反応し、脱臭を開始します。ポータブルトイレは、蓋をかぶせれば、バケツに排せつ物が残っていても、ある程度の臭いは抑えられます。しかし、蓋を開けると臭いが部屋に広がり、部屋に臭いが染みつきます。これは、それを抑えるための機能です。
脱臭機能は付けた方がオススメです!臭いに関してかなり変わってくるので、夜中使用する場合の音気にならない方は、ぜひ付けてください。
ラップ式
バケツではなく、フィルムをセットして使うタイプです。フィルムの中に凝固剤を入れ、排泄が終わったらボタンを押すだけで一回分の排せつ物を熱で密着してくれます。臭いも漏れにくく、直接排せつ物を見なくていいので精神的にも楽です。ただ、可燃ごみとして捨てるのでゴミはでます。
これは自動で次のカセットをセットしてくれますが、一回一回手動で袋をセットする方法もあります。
その場合は、専用の処理袋も販売していますし、極論言えば、ビニール袋におむつのパッドを入れて使用するという手もあります。(ペットシーツは吸収量が少なく、人間の尿量には耐えられないのでオススメしません)
☟オススメは、消臭袋のBOSが出している「臭わないポータブルトイレ処理袋」です。自動でも手動でも、熱圧着しても縛っても、しばらく放置しておけば臭ってきます。
しかし、このBOSの袋を使った処理袋はまったく臭いません!長時間ゴミ箱に入れておいても、ゴミ箱にニオイ移りがしないのでオススメです。
ただ、これは中身を分解すると、中身が見えにくいように外側に黒色の袋、中にBOSの袋、そして凝固剤となります。
なので、黒色の袋は100均で用意し、BOSのLLサイズの袋を購入します。また、別で凝固剤も買えば…安上りです(笑)
水洗ポータブルトイレ
ポータブルトイレに関して、必ず出てくる処理の問題。しかし、これはされる側もする側も精神的な苦痛を味わいます。
「株式会社アム チョイレット」は水洗で流す、ポータブルトイレです。
ベッドサイドに水洗のポータブルトイレが置けるのです。(ベッドサイドじゃなくても押し入れなどでも可能)
こちらは下水や浄水の工事が必要です。一軒家でもマンションでも賃貸でも工事は出来ます。
また、購入だけでなく、レンタルもできるので、低価格で水洗のトイレを増設しやすいです。
(レンタルの場合…初期費用約10万円、月のレンタル約7千円)
私も何台かつけさせていただきましたが、特にお母様の介護を息子様がやられているご家庭で多くつけてきました。お互いに無理せず、気持ちよく過ごせれると良いなと思います。
レンタル出来る場所は限られていますので、一度メーカーにお問い合わせください。
介護保険の補助がある
介護の認定を受けている方(要支援①~要介護⑤の方ならどなたでも)はポータブルトイレを、購入金額の1割~3割で購入することができます。
負担割合は、それぞれの資産によって決まるので、皆さん異なります。
例えば、34,600円のポータブルトイレを購入した場合、区役所に申請を出せば1割負担の方だと9割の31,140円が返ってくるのです。
ただし、これは区役所に届け出を出している店舗や事業所で買った場合につきますので、ホームセンターなどで購入した場合は、補助が降りませんのでご注意ください。
愛知県の方で、介護保険の補助を使いたい方はお問い合わせからご相談ください
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