
訪問入浴は週に1回だが、髪の毛をもっと洗ってあげたい。けれど、ベッド上で洗うのは大変で、何か良い方法は無いかな…?
なかなかお風呂場に行くのは大変で、ベッドで寝たまま髪の毛洗えたらいいですよね!
このブログでは、寝たまま髪の毛を洗う時に使える介護用品をご紹介しています!
ベッドに寝たまま髪の毛を洗うための道具
介護用品には、ベッドに寝たまま髪の毛を洗う専用の用具があります。
イメージ的には美容院のシャワー台みたいな感じです!
大きく分けて2種類あり、繰り返し使うタイプと使い捨てタイプです。
繰り返し使うタイプ
繰り返し使うタイプは、少し高価ですが、継続的に使うのであればこちらがオススメです。
オカモト洗髪器 サッパリさん
セット内容・仕様
- 本体(ポリウレタン製)、防水シート・エプロン(ポリ塩化ビニール・ポリエステル製)、枕、排水ホース、ハンドポンプ、エアー抜き栓、専用ボトル(750ml×2本)が付属。
- 本体サイズ:幅630×奥行490×高さ165mm、防水シート:950×650mm。
- 容量:約7L。
- 重量:約570g(エアー充填時)
主な特徴
- 空気を注入して膨らませるタイプで、使用しない時はコンパクトに収納可能。
- 首まわりはエアーで膨らませてしっかりホールドし、首への負担を軽減。
- 外側が広く角が丸い形状で、破れにくく、洗髪しやすい設計。
- 丸みのあるフォルムで、触れても痛くない工夫がなされている。
- 洗髪時に手が入りやすい広がった形状で、介助者も使いやすい。
- 洗い流したお湯も横から漏れにくく、排水しやすい構造
繰り返し使うタイプの中では、一番機能がしっかりしており、初めての方でも簡単に設置・使用することができます。
楽浴 ケリーパッド
- コンパクトにたためる桶タイプ
- 桶タイプでありながら、使わないときはコンパクトに折りたたむことができ、収納や持ち運びが容易です。
- 下から排水できる構造
- 洗髪時に発生した泡やお湯が溜まりにくく、スムーズに下部から排水できる設計になっています。
- 首や頭部にフィットする形状
- ベッド上で利用者の肩の下に敷き、首にしっかりフィットするため、首への負担を軽減しながら洗髪が可能です。
- 水漏れを防ぐ設計
- 排水チューブをバケツなどの受け皿に向けて設置することで、洗髪時の水漏れを防ぎ、ベッドや周囲を濡らしにくくしています。
- 介助者の負担軽減
- ベッドの高さ調整や下からの排水構造により、介助者の腰への負担も軽減されるよう工夫されています。
- すぐに使える簡易組立
- 組み立てが簡単で、すぐに使用できるため、急な洗髪にも対応しやすいです。
- 付属品
- ヘッドレストやウォーターボトル、排水ホースなど、洗髪に必要な付属品がセットになっています。
こちらは繰り返し使えるタイプで、組み立てが空気じゃなく折りたたみなので、すぐ使えます。

オカモトは、ゆっくりじっくり洗髪したい人向け、ケリーパッドはパパっと簡単に洗髪したい方にオススメです。
使い捨て洗髪用具 パパットケリー
使い捨ては安いので購入しやすいです。一時的な使用だったり、試しに使ってみたい方にオススメです。
- 2タイプの製品ラインナップ
- 排水した水を溜める袋が一体型で、約10リットルまで貯留可能なノーマルタイプ(バケツ不要)
- 水を溜める袋がないライトタイプで、より経済的に使用できるタイプ。
- 枕の空気量調節機能
ストローで枕の空気量を調節でき、硬さを変えられるため、利用者の快適性に配慮しています。 - 軽量かつコンパクト
持ち運びや準備が簡単で、ハンドバッグに入るサイズ感。準備や片付けの時間を約50%短縮できるとされています。 - 多方向からの洗髪が可能
ベッドの配置に左右されず、3方向からアプローチできる設計で、介助者の作業負担を軽減します。 - 使用上の注意
使用時は利用者の体調や安全に配慮し、適温のお湯を使うこと、耳への入水やベッドからの転落に注意が必要です。
本当に簡易的なものなので、枕部分に頭を浮かす何かを敷くと洗いやすいです。
(エアー枕や、発泡スチロールのブロックなどを置いたりします)

介護士さんが、タオルとゴミ袋でパパっと作られることもありますが、初心者のご家族様は、こういった専用の用具を使うようにしましょう。慣れたら作り方を教えてもらいましょう。
洗髪シート 颯っぱりさん
- 高い吸水力
1枚で約1.5リットル(1500cc)の水をしっかり吸収できる大判吸水シートを採用しており、洗髪時に使う水をしっかりキャッチします。 - ケープ一体型設計
吸水シートとケープが一体型になっているため、はね返りの水で襟元や胸元が濡れるのを防ぎます。 - ベッドや布団を濡らさない
シートがしっかり水分を吸収するため、ベッドや布団を濡らさずに洗髪できます。 - サイズ・材質
- 吸水シート部:約900×600mm
- ケープ部:約900×500mm
- 材質:吸水シート部=ポリエステル、ケープ部=レーヨン不織布・ポリエチレン
こちらは髪の毛が短い方や、シャンプーで洗わなくても水で流すだけでいいという方に、洗髪用の吸水シートです。
敷くだけなので、簡単に頭が洗えます。

水で流すだけでも気持ちいいですよね
switle BODY

まだ発売されたばかりなので、一般発売は先かもしれませんが…
**switle BODY(スイトルボディ)**は、要介護者をベッドに寝かせたまま、ベッドや周囲を濡らさずに全身をシャワーのように洗える、介護用洗身用具です。
- ベッドを濡らさない独自技術
- 独自の「湿式吸引アタッチメント(スポンジヘッド)」と「気液分離システム」を採用。水を噴射しながら同時に吸引し、スポンジが水分を吸収することで、ベッドや布団を濡らさずに洗身が可能です。
- 簡単操作・準備
- 清水タンクに水道水と専用ソープを入れて電源を入れるだけ。面倒な組み立てや複雑な設定は不要で、介護者一人でも簡単に準備・使用できます。
- 温度調整機能
- お湯の温度は38℃~45℃まで調節可能。季節や利用者の好みに合わせて快適な温度で洗身できます。
- 節水設計
- 約1リットルの水で全身の予洗いから洗身・すすぎまで完了できるため、非常に経済的です。
- 衛生的なスポンジヘッド
- スポンジヘッドはマグネットで簡単に交換可能。常に清潔を保て、身体を優しく洗うことができます。
- 軽量・持ち運びやすい
- 本体は約5.5kg(ACアダプター・水を含まず)の軽量設計。室内の移動や訪問介護にも便利です。
- 爽快な洗い心地
- 独自の水噴射機構により、シャワーのような爽快感と温かさを実現。従来のミストや一般的なシャワーの課題を克服しています。
こちらなら水を使いますが、流すと同時に吸い込まれるので、ベッドが濡れる心配もありません。

水を使わずに、髪の毛のべたつきが心配、痒みがある場合は、ドライシャンプーを使うという方法もあります。
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