飲み物を飲む時にむせやすくなったら、トロミを付けて飲み込みやすくします。
けれど、トロミが必要なのに付けたら飲みたくない!と訴える方も。
なぜ…?
トロミ付きの飲み物を飲んだことがある方なら分かりますが、
結構味が変わります。豆?っぽい味がする。
トロミにも種類があります!
【結論】トロミを嫌がられるなら、トロミの種類を変えましょう!!
これで大丈夫です。
詳しく説明していきますね。
トロミには世代がある
トロミには、第一世代、第二世代、第三世代があります。
お笑い芸人みたい(笑)
第一世代: デンプン系
デンプンでトロミをつけるタイプ
【特徴】
素早く粘度がつく/安定性が低く、唾液や味噌などの酵素の影響を受けやすい/使用量が多い/においが変わる/価格が安い/長時間維持できない/ニオイが付きやすく、味も変わる/カロリーとカリウム値が高い/ダマになりやすい
と、最初に始まったトロミなのでいいところが少ない…
代表的なものは「片栗粉」ですね!
料理には片栗粉で味を付けますが、飲み物にはつけませんよね…
まあ、まずいです(笑)
第二世代: グアガム系
グアー豆から取り出した成分をグアガムといい、それでトロミを付けるタイプ
【特徴】
温度によって粘度のつき方にばらつきがある/少量で粘度がつく/使用量が多いとくっつきやすい/時間が経つと変化する/価格は少し高いが、少量でトロミがつくので経済的な場合もある/デンプン系より味やニオイが付きにくい/カロリーは低いが塩分濃度が高い
第一世代より、だいぶ進化しました!
今販売されている安いトロミ剤はこのグアガム系がほとんどです。
そして、一番最新のオススメなのが
第三世代: キサンタンガム系
トウモロコシなどのデンプンでトロミを付けるタイプ
【特徴】
透明感がある/まとまりやすい/味やにおいが少ない/温度によって粘度のつき方にばらつきがある/時間が経っても変わりにくい/価格が高い/成分値が低いので、高血圧や透析患者でも使える/トロミの再調整ができる
世代が上がるにつれて改良されています。
第三世代はちょっとお値段高め設定。
しかし、第三世代をオススメしたい理由は3つ
・味が変わりにくい
・量が少なくてもしっかりトロミがつく
・だまになりにくい
です!
もし、トロミを付けて飲まれなくなったら
第三世代のトロミ剤を試してみてください。
第二世代と第三世代のトロミ剤の見分け方は
主成分が「グアーガム」か「デキストリン(キサンタンガム)」と
書いてあるところで見分けますが、
「増粘多糖類」と書いてあるものも多く…
(これは第二、第三両方共にあります)
その場合は、商品の特徴や説明文を読んで
見分ける必要があります。
ここからはトロミの特徴をご紹介します。
トロミの特徴
☆だまになりにくい混ぜ方は
トロミ剤を少しずつ入れて混ぜます。一気にいれるとだまになります。
☆温度が熱いとトロミがつきにくく
冷めてくるとトロミがついてきます。
☆混ぜる回数も、混ぜれば混ぜるほどトロミが強くなります。
例えば、熱々のお茶に大量にトロミ剤を入れます。
最初は熱くて飲めず、何度もかき混ぜていると…
めちゃくちゃトロミがついてる!!!!なんてことが起こります。
また、トロミ剤は食物繊維が豊富なので下痢になりやすいです。
お腹の調子が悪いときはトロミ剤が原因の可能性も…。
そんな時は、「少量でトロミが付く」ものが販売しているので
そちらを使ってみてください!
便秘の方にも第三世代の方が、食物繊維が豊富なので
お通じに良いかもしれませんね。
オススメのトロミ剤
私のオススメのトロミ剤は、
薬局にもよく置いてある
【つるりんこ】
です!
速くトロミが付き、だまになりにくい!
つるりんこには色々な種類があり、
・Quickly➡普通のタイプ(素早くトロミがつく)
・Powerful➡少量でしっかりつくタイプ
・牛乳・流動食用➡牛乳やエンシュアにつけるタイプ
・シュワシュワ➡炭酸に付けるタイプ
があります。
それぞれに合ったトロミ剤なので優秀です。
薬局でよく見るのはオレンジのQuicklyタイプですね。
これが一般的です。
最初のトロミ剤、何買えばいいか迷ったら
【つるりんこ】をお試しあれ✨
トロミ剤を入れたら飲まなくなった…
それなら、トロミ剤を変える!これを試してみてください。
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