その座り方、腰痛を悪化させてませんか…?座り方一つで、腰痛予防に!

日常生活

年を重ねると、徐々に座っている時間が長くなります。

悪い姿勢で長時間座っていると、骨盤が歪んだり、内臓が圧迫されたり、腰痛や身体の不調に繋がります。そのため良い姿勢でいることが大事です。
ただ、良い姿勢で長時間いることはしんどい!!そのため、良い姿勢を保つための工夫は重要です!

このブログでは身体に負担がかかりにくい座り方や椅子、工夫方法をご紹介しています


クッションを活用する

高齢者の場合、痩せられてお尻の肉が薄い人が多いため、クッションは必須です。

お尻には、【座骨】という骨があります。お尻に肉がついてないと、硬い座面にこの【座骨】が当たってすぐ痛くなります。お尻が痛くなってくると、その部分が当たらないように徐々にズレた姿勢になってきます。

お尻にお肉があっても、硬い椅子に長時間座ってられませんよね


ただ、痛みを感じにくい方もいます。高齢になると、痛みに鈍くなってしまうので、そのまま長時間座り続けてしまう方もいます。痛くなくてもこまめな座り直しが大切です。

30分、座り直しをされない方は痛みを感じにくくなっています。その場合、お尻がずっと圧迫され、酸素がいきにくくなってしまい、お尻の組織が死んでしまう【床ずれ】になるリスクが高いので、必ずクッションを使いましょう。



クッションの中身は、機能性の順番にウレタン⇒ジェル⇒エアーとなります。


ウレタンクッション

ウレタンクッションは一番軽度なクッションです。最も多く普及しています。通気性も良く、柔らかすぎないので沈み込みを抑えられます。沈み込みを抑えられると、立ち上がりがしやすいのです。

ただ、徐々にへたっていきます。

☟オススメのウレタンクッション

ジェルクッション

ジェルクッションは、穴が開いているタイプは通気性は良いです。流動性があるので、ズレる力に強く、勢いよく座ってしまう方にオススメです。汚れたら丸ごと洗うこともできます。ただ、重いです。

ジェルは、ズレる力が強いと徐々に破れていきます。

少し前にハチの巣クッションが流行りましたが、座り直しができない方にはオススメできません。

☟オススメのジェルクッションはジェルトロンシリーズです

エアークッション

クッションの中でも最上級のエアークッションは、空気なのでお尻全体を包み込むようにします。沈み込むため立ち上がりはしにくいです。
通気性はありません。空気は徐々に減っていくので定期的に調節が必要になります。丸洗いはできます。

エアークッションに関しては、専門相談員やリハビリの方の空気圧の細かな微調整が必要なので、分からない方が購入することはオススメしません。

どうしても買いたいのであれば、調整不要の全自動のクッションをオススメします。

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介護用品のレベルの高いクッションを買うまでもない方は、「MOGUシリーズ」がオススメです。施設でも、あまりコストをかけれない方にはMOGUシリーズを買ってもらっていました。デメリットは通気性の悪さですが、値段に比べて効果が高く、とてもオススメです。

特に筒形クッションと、ウエストクッションはよく利用してもらっています!




座面の奥行は指三本

座面の奥行は、背もたれにもたれた状態で、膝裏に指が三本入るくらいが理想です。そうすることで、しっかりとお尻と太ももで上半身の体重を支えることができるので、お尻だけに負担がかかりにくくなります。

座奥を長くするのは難しいのですが、短くするのは背もたれにクッションをかますことでできます!


足裏が地面に着き、足首は90度

座面の高さは、足の裏が全て地面につき、足首が90度の角度になるのが理想です。

座面が低すぎる場合は、クッションで高くし、高すぎる場合は椅子の足をカットしたり、足置き台を利用しましょう。

足置き台は何でも良いです。いらない雑誌を重ねて使ったり、すのこや、発泡スチロールのブロックもオススメです。

肘置きのある椅子を選ぶ

肘置きは、長時間座る際に必須です。

目の前に机があり、机に肘が置ける場合は代用も出来ますが、肘置きの高さは、腕を落とした時に肘が90度に曲がる高さが良いです。低い場合はクッションやタオルで高さを調整しましょう。


腕置きクッション

肘を置くためのクッションもあり、使うことでとてもゆったり座ることができます。
背が曲がっている方は、背もたれにゆったり持たれることができないので、特にオススメです。



一日の中で一番長い座る姿勢なので、工夫して快適に過ごしましょう!

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