排泄用品を選ぶとき、
「尿瓶がいいのか」「おむつにすべきか」と
いきなり道具から考えてしまう方は少なくありません。
ですが、介護や福祉用具の現場では、
まず 「どこで排泄したいか」 から整理することで、
無理のない選択ができるケースがとても多いです。
このページでは、
排泄する「場所」ごとに、考える順番をシンプルに整理します。
目次
排泄用品は「場所」から考えると選びやすい
排泄の選択肢は、実は段階的につながっています。
- 家のトイレで排泄したい
- トイレまで行くのが難しい
- ベッドや部屋で済ませたい
- どうしても間に合わない・介助が必要
それぞれの段階で、
必要な支援や道具は変わります。
① 家のトイレで排泄したい場合
「できれば、これまで通り家のトイレを使いたい」
そう思われる方はとても多いです。
この場合は、3つのポイントを順番に確認します。
トイレの中は安全ですか?
まずは、トイレ内の環境です。
- 立ち座りの時に掴まれる場所があるか
- 便座が低すぎて立ち上がりにくくないか
トイレまで安全に移動できますか?
次に、移動の安全です。
- 夜間に足元が不安定にならないか
- スリッパが脱げそうになることはないか
起き上がり・立ち上がりは問題ありませんか?
トイレに行く前の動作も重要です。
- ベッドや布団から起き上がるのに時間がかかる
- 立ち上がるまでが一番つらい
この3つが整えば、
尿瓶やおむつを使わずに済むケースも多くあります。
② トイレまで行くのが難しい場合
環境を整えても、
- 夜だけは間に合わない
- 体調が悪い日は不安
- 急に尿意が来る
という方もいます。
そんな時の 次の選択肢 が、尿瓶です。
尿瓶・簡易排尿用品という選択
尿瓶は、
- トイレに行かなくていい
- 体への負担が少ない
- 自立を保ちやすい
という特徴があります。
「おむつにするほどではないけれど不安」
という方にとって、大きな助けになることも少なくありません。
「男性用尿瓶の使い方と選び方|間に合わない時の救世主になる理由」
③ ベッド横・部屋で排泄したい場合
トイレまでの移動が難しい場合や、
夜間の安全を優先したい場合は、
ポータブルトイレという選択肢があります。
- ベッドの近くに設置できる
- 介助がしやすい
- 夜間の転倒リスクを減らせる
「ポータブルトイレの種類、何を買えばいいのか分からない方に、これを読めばオススメが分かる!」
④ どうしても間に合わない・介助が必要な場合
最後の選択肢が、
紙おむつ・リハビリパンツです。
ここで大切なのは、
おむつは「失敗」ではありません。
体調や生活状況に合わせた
立派な選択肢のひとつです。
無理を続けて転倒したり、
排泄を我慢して体調を崩すよりも、
安心できる方法を選ぶことが大切です。
排泄用品選びで迷ったら
排泄用品は、
「どれが一番良いか」ではなく、
「今の生活に合っているか」で選ぶものです。
- まずはトイレでできるか
- 難しければ尿瓶
- それでも不安ならポータブルトイレ
- 必要に応じておむつ
段階的に考えていけば、
必要以上に負担の大きい選択をせずに済みます。
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そんな時は、今の状態を整理することから始めてみてください。



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