家の中での転倒は、
ちょっとした「履き物の選び方」で防げることがあります。
・スリッパが脱げそうになる
・足元が不安定に感じる
・つまずくことが増えた
そんな変化を感じているなら、
まず見直してほしいのが「室内履き」です。
この記事では、
「脱ぎ履きの楽さ」よりも
転倒しにくさを最優先した室内履きに絞って、
・どんな構造を選べばいいのか
・なぜそれが安全なのか
・実際におすすめできる商品
を、福祉用具の現場目線で整理してお伝えします。
「まだ大丈夫」ではなく、
今のうちに転ばない環境を作りたい方に向けた内容です。
目次
なぜ「転倒予防重視」の室内履きが必要なのか
転倒は、特別な事故ではありません。
実際には、家の中で起きる転倒が非常に多い ことが分かっています。
原因の多くは、
・履き物が足に合っていない
・スリッパが脱げやすい
・足が十分に上がらなくなっている
といった、日常の小さなズレです。
詳しい背景については別記事でまとめていますが、
ここで大切なのは
「室内履きは安全対策の一部」 だという考え方です。
こんな方は「転倒予防重視」を選んでください
以下に当てはまる方は、
室内履きは 転倒予防重視タイプ を選ぶのがおすすめです。
- 室内でヒヤッとした経験がある
- スリッパが歩いている途中でズレる
- 段差や敷居につまずくことが増えた
- 立ち上がりや方向転換が不安定
- 家族から「危ない」と言われたことがある
「まだ歩けているから大丈夫」ではなく、
“不安を感じ始めた今”が見直しのタイミング です。
転倒しにくい室内履きの共通ポイント
転倒予防を重視する室内履きには、
いくつか共通した特徴があります。
① かかとが固定されている
スリッパのように
かかとが浮く履き物は、
歩行中に足がズレやすくなります。
かかとが固定されているだけで、
歩行時の安定感は大きく変わります。
② 靴底が滑りにくい
室内の床は、
意外と滑りやすい素材が多いです。
- フローリング
- クッションフロア
- 畳
滑り止めのある靴底は、
転倒予防に欠かせないポイントです。
③ 足全体を包む構造
足先だけに力がかかる履き物は、
バランスを崩しやすくなります。
足全体を包み、
中で足が動きにくい構造 の方が、
安定した歩行につながります。
転倒予防を最優先したおすすめ室内履き
ここからは、
転倒予防を重視したい方に向けた室内履き を紹介します。
【商品①】あゆみ ダブルマジックⅢ
こんな方におすすめ
浮腫むと靴が履きにくい方、
どれを選べば良いか分からない方
転びにくい理由
- マジックベルトでしっかり固定
- 足にフィットする靴裏
- 幅が~11Eまであるので、浮腫みにも対応
使ってみた印象
歩行時に足が靴の中でズレにくく、
「脱げそう」という不安がありません。
つま先が上がっているので、
自然と足が上がります。
注意点
スリッパよりは脱ぎ履きに少し時間がかかります。
【商品②】アスティコ すたこらさんソフト05
こんな方におすすめ
外反母趾や巻き爪など、
靴が当たると痛みがある方
転びにくい理由
- マジックテープで固定
- かかとのリングが履きやすさ倍増
- ストレッチのきいた素材
使ってみた印象
素材がとても伸びやすいので、
足に当たっても無理に擦れたりしません。
注意点
素材が柔らかい分、伸びるのも早いです。
【商品③】竹虎 リハビリ支援シューズⅡ
こんな方におすすめ
家の中でも歩くことが多く、
運動やリハビリも兼ねてしっかりと歩きたい方
転びにくい理由
- クロスするマジックテープで足の甲を固定
- 衝撃を吸収し歩きやすい靴裏
- 芯のあるかかとがガッチリサポート
使ってみた印象
足のホールド感がしっかりしているので、
内履きながら、外履きのようにしっかりしています。
注意点
マジックテープを2本止めるので、脱ぎ履きが多いと大変です。
【商品④】マリアンヌ 足元応援WG303
こんな方におすすめ
おしゃれなデザインが好きで、室内履きもこだわりたい。
マジックテープで止めるのに、そんなに時間をかけられない。
転びにくい理由
- 足首に近い場所を固定するのでズレにくい。
- つま先が上がっているので自然に上を向く。
- かなり軽量タイプなので足が疲れにくい
使ってみた印象
マジックテープの折り返しがリングなので、素早く位置調整ができ、
止めることができる。
注意点
かかとには持つところが無いので、踏まないことが大前提です。
よくある質問
Q. 室内ではスリッパじゃダメですか?
A. 必ずしもダメではありませんが、
転倒リスクが高い方にはおすすめできません。
Q. 外履き用の靴を室内で使ってもいい?
A. 滑りにくさやサイズが合っていれば可ですが、
室内専用の方が安全性・快適性は高いです。
まとめ|安全を優先するという選択
室内履きは、
「楽さ」よりも「安全さ」で選ぶことで、
転倒リスクを大きく下げることができます。
・かかとが固定されている
・滑りにくい
・足全体を包む
この3点を意識するだけでも、
室内での安心感は変わります。
まずは、
今の履き物が自分の状態に合っているか
見直すところから始めてみてください。
▶︎ 脱ぎ履きしやすさも重視した室内履きはこちら
▶︎ とにかく脱ぎ履きが楽な室内履きはこちら


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