杖を使うのはいつから?迷っている人に伝えたい判断の目安

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「杖を使うほどじゃない気がする」
「使ったら、もう元に戻れない気がする」

そう思って、なかなか一歩を踏み出せない方は多いです。

でも現場で多いのは、
“もう少し早く使っていれば、転ばずに済んだのに”というケース。

この記事では
・杖を使うか迷う理由
・使ったほうがいい目安
・使わない選択が合う場合
を、福祉用具の現場目線でお伝えします。

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なぜ「杖を使うか」で迷ってしまうのか

杖を使うことに積極的な人はあまりいません。

  • 老けた気がする
  • 周りの目が気になる
  • まだ歩けている
  • 一度使うと手放せなさそう

様々な理由から、
杖を持つことに拒否感を感じる人が
多くいました。

杖を使ったほうがいいサイン(現場基準)

それでも、プロの立場から見て
杖を使った方が良い方もいます。

・立ち上がりや最初の一歩が不安定
・段差や坂道が怖くなった
・外出が減ってきた
・転びそうになった経験がある
・何かに掴まっていないと怖い

上の中に
「最近つまずいた」
「壁や家具につかまることが増えた」
という変化がある場合、
転倒リスクが高まっているサインです。

まだ杖を使わなくてもいい場合もある

もちろん、まだ杖を使わなくても大丈夫かな?
と思う方もいます。

・室内外ともに安定している
・不安はあるが、家具や壁など確実につかまれる場合
・短い距離であれば一人で歩ける

このような状態なら、
今すぐ杖を使わなくても安全に過ごせることもあります。

ただし、歩く回数や距離・床の状態・靴の滑りやすさが変わると、
急にバランスが崩れることもあるので、
注意して見守る必要があります。


以下のチェックに当てはまるほど、
杖の導入を前向きに考える価値があります。

✔ 立ち上がる時にフラつく
✔ 何かにつかまらないと不安
✔ 外出で歩く時間が長い
✔ 転びかけたことがある
✔ 夜間の移動でふらつく

※ いくつ当てはまりますか?

杖は“衰えの象徴”ではありません

「杖を持つなんて年寄みたい」
そう感じられる方も多くいます。

杖は「歩けなくなった人の道具」ではなく、
「歩き続けるための道具」です。

杖さえあれば歩けるのです。

杖を選ぶときに最低限見るポイント

  • 長さが合っているか
  • 重くないか/軽すぎないか
  • 持ちやすい/握りやすいか

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迷ったら、誰かに相談してもいい

杖の選び方は
体格・歩き方・生活動線・床材・靴の状態など
人それぞれで最適解が変わります。

文章だけで決めるのは難しいこともあります。
売るためではなく、
あなたの生活に合う杖の選び方を
一緒に考えたいと思っています。

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