年を重ねると、足の筋力と同様に、体全体の筋力が落ちてきます。
尿がもれないために、膀胱を締めている括約筋という筋肉も落ちてくる筋肉の一つです。女性はくしゃみなどいきんだ瞬間に出たり、男性は出し切ったと思っていたが出し切れておらずズボンを濡らしてしまうケースがよくあります。
このブログでは、その対策をご紹介します。
目次
軽失禁パッドを活用する
少しの量の尿もれに対しては、ご自身の下着に直接貼り付ける「軽失禁パッド」がオススメです。女性の方はナプキンを利用しているため、同じように使うことができると思います。
吸収量によって種類が違いますが、何cc買えば良いのか分からない場合は、まずは基準となっている20ccの商品を買ってください。その後、吸収量を調整していってみてください。
吸水パッドと生理用ナプキンは、見た目は似ていても構造がまったく違うので、生理用ナプキンでは代用できないので要注意です!
吸水ショーツ
紙の軽失禁パッドに抵抗がある方、勿体ないと感じる方には、繰り返し洗える吸水ショーツがあります。ただ、紙に比べて吸収スピードは劣ります。消臭機能も紙の方が優秀です。
☟こちら様々な吸収量の吸水ショーツ(失禁ショーツと書いてあります)を販売している
【ケアファッション】さんです。レースやカラーなどオシャレなものが多いです。
男性はこちら➡失禁パンツ🩲
こちらは臭いに特化した吸水ショーツです。
大人用おむつを活用する
軽失禁用パッドや、吸水ショーツでは間に合わない、溢れてしまう方は大人用のおむつを活用してください。
おむつは外側はパンツタイプとテープタイプ、中に入れるパッドを活用して使います。
大人用おむの選び方は奥が深いので、また別記事で詳しく書けたらと思います。
防水シーツを活用する
もれやすい場所としては、寝ている布団やベッド、椅子や車のシートが多いです。
これらの場所には予防として防水シーツを敷いておくことで安心感が得られます。
防水シーツには、吸水性のあるタイプと無いタイプがあります。
吸水性のある防水シーツ
吸水性のあるタイプは、それ以上広がることを抑えられます。洋服や掛布団が濡れてしまう前に、吸水してくれて、それ以上下に染み込むのを防いでくれます。ただ、その防水シート自体に臭いがついてしまうので、こまめな洗濯や漂白が必要です。
スーパーサラットシーツ
スーパーサラットシーツは、吸水スピードが速く、拡散機能が優れているのですぐ吸収されます。掛け布団や衣服に染み込むより早くシーツが吸水してくれます。
さらに、吸収スピードが速いので、すぐに表面が乾いてサラサラします。濡れたあと、すぐに交換・洗濯できない方にオススメです。
私の家では、お布団やソファーの上でおしっこちゃう子がいるから、これを毎日敷いています。
さらっと吸水消臭シーツ
こちらは、吸水する機能に+速乾機能が付いています。
防水シーツの中には、洗濯したあと、なかなか乾きにくいものがあります。何回ももれてしまう場合、すぐ乾いてくれないのはイライラの元になります。
こまめに洗濯したい方にオススメです。
完全な防水シーツ
全く吸水性が無く、完全な防水タイプは全てをはじきます。吸収されることがないということは、どこかに吸収されるか、防水シートの上に水たまりができます。
こちらは安価なものもあるので、最初念のために買うならこちらでも良いと思います。
サイズ
防水シーツには、ハーフサイズ・全面サイズがあり、全面サイズには敷きパッドタイプとボックスシーツタイプがあります。
ハーフサイズ
設置が簡単ですが、ズレやすいのが特徴です。
動きの多い方や、全部介助で介助者が動かさないといけない方はすぐズレて何回も敷き直さないといけないので、ストレスが溜まります。
「念のため」「時々もれてしまう」「あまり動かない」「新陳代謝がよく、汗をよくかく」という方にオススメです。
全面タイプ
全面タイプには、敷きパッドタイプとボックスシーツタイプがあります。
敷きパッドタイプは、ボックスシーツタイプに比べて設置がしやすく、真ん中(起き上がるときに座る位置)はズレやすいです。
ボックスシーツタイプは、設置がしにくく面倒ですが、ズレにくいです。
防水シーツは通気性が無いので、防水シーツを敷いてある部分は蒸れます。ハーフサイズよりも全面タイプの方が蒸れるので要注意です。
もれる量が多い人は吸水性がある方を、少ない人は完全防水をオススメしています。
骨盤底筋体操でトレーニングをする
括約筋を鍛えるためには、骨盤底筋体操がオススメです。
尿もれがない方も、筋力が落ちないように、予防のために行っていただきたい筋トレです。もちろん、もれるようになってからでも筋力は取り戻せますので、積極的に筋トレを行いましょう。
- その1長い体操
お尻の穴を、きゅっと5秒間締めます
緩めて5秒間休憩します
繰り返します
- その2短い体操
お尻の穴を、きゅっと1秒間締めます
緩めて1秒休憩します
繰り返します
1日10回繰り返しましょう
何事も、継続することが大事なので、気付いたときにやる癖をつけましょう!
60歳から、気が付いたら骨盤底筋体操を継続して行っていた90代の方が、一切尿もれがなく、普通の下着を使っていらっしゃいました。効果は抜群です。
お医者さんで、赤い車を見たらやるようにしてる方がいらっしゃいました!
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