
ご飯を食べるときに、こぼしてしまうから、繰り返し洗って使うエプロンを使っているのだけど…。使い捨てタイプはどうなのだろうか?
食事をするときに、こぼしてしまう方は、エプロンを使ってもらうこともあります。
エプロンは、繰り返し洗って使うタイプをよく見かけますが、使い捨てタイプもあります。
このブログでは、使い捨てエプロンを「選んだ」方の事例や、何を買っているのかの商品紹介を紹介しています。
もし、食べこぼしやエプロンを洗うことにストレスを感じている方がいたら、覗いていってください。
歳をとると、病気になると、なぜ食べこぼすようになるのか。
エプロン云々の前に、まず食べこぼしてしまう原因をご説明します。
食べこぼす原因は色々とあります。
歳をとったり、病気になると、口や喉の機能が低下してしまい、筋力が衰えます。
認知的な面で食べこぼしてしまう方もいます。(食事に集中できないなど)
詳しく、説明します。
歳をとること
歳をとると、食べ物を噛んだり、飲み込むために必要な口や喉、食道の筋肉や神経が衰えます。
これにより、口をしっかり閉じられなくなったり、舌で食べ物をうまく口の中にとどめておけなくなり、食べこぼしが増えます。
病気になること
脳卒中やパーキンソン病などの病気になると、口や喉の筋肉の動きを悪くし、食べこぼしを引き起こします。
(飲み込みにくさなどの嚥下障害も引き起こします)
認知症の方は、食事に対する意識が散乱し、食べ物を口に入れたまま忘れてしまったり、うまく噛めずにこぼしてしまうこともあります。
また、薬の副作用で筋肉や神経の働きが悪くなり、食べこぼしの原因となっている可能性もあります。

入れ歯が合っていなくて、こぼす原因になっている可能性もあります。食べ物をこぼすようになったら、一度歯医者に行くのも良いと思います!
Aさんの場合:外で食べるときに、使いたい
Aさんは上手く箸を持てず、震えもあるため、食べ物を口に運ぶことが困難でした。
家では、繰り返し洗って使えるエプロンを使っていますが、外食用に使い捨ての透明のエプロンを使っています。
最初は家で使っているエプロンを持って行っていましたが、「エプロンをしていること」が周りに分かりやすいし、汚れたエプロンを持って帰るのも大変で、帰った後に洗うのも嫌だからやめました。
透明のエプロンであれば、付けているのが周りに分かりにくい気がするとのことです。(気持ちの問題かもしれないけどねっと笑っていました。)
最近は、エプロンをくれるお店もあるから、羞恥心が溶け込むこともあるとのことです。
食べ終わったら、捨ててくればいい。
外に食べに行くときは、必ず使い捨ての透明のエプロンを持って行っていかれています。

【オオサキメディカル 使い捨て食事用エプロンポケット付 透明】は、使い捨てエプロンの中で透明のタイプです。
(他のは半透明のものがほとんどです)
60枚入でポケットが付いています。ポケットがあるので、捨てるときに丸めやすい。
長さは長いので、机の上までエプロンを乗せるタイプです。
首の後ろで、紐を結んで装着します。片側40cmの紐なので、大体の人が装着可能です。
Bさんの場合:イライラの軽減
Bさんは、認知症があり、食事に集中することができません。娘さんが介護しています。
繰り返し洗って使うエプロンの方が、コスパがいいことは分かっていました。
けれど、Bさんはこぼす量が多いし、洗う前にこぼした食べ物を軽く取り除きますが、ぽろぽろ落ちるわけじゃありません。
ご飯を柔らかめに作ってくれているので、ドロドロしています。
ドロドロしているご飯を、洗い落とすことが苦痛だったそうです。
Bさんの娘さんは、お子さんの世話もあり、子供の汚したものも洗わなければいけなかったので、Bさんのエプロンまで洗う心の余裕も時間もなかったとのことでした。
使い捨てのエプロン(何でも良かったから、一番安いものを希望)に変えてから
「こぼすのが気にならなくなった。どうせ捨てるんだもの。食べ終わったら丸めて捨てればいい。服も汚れないし、手間もかからない。」と
1日3回もあるイライラしていた時間が、少しだけ心が軽くなったとのことです。
【ダイト 使い捨てエプロン】は、50枚入で660円と使い捨てエプロンの中でもとても安価な商品です。
(いつも何箱かまとめ買いしてもらっています)
上から被って装着するタイプで、首周りは20×24cmです。
(使用後は、ミシン目があるので、破って外すことができます)
長さは110cmあるので、机の上に乗せて使用します。
確かに、3箱も買えば、繰り返し洗って使うエプロンと同じくらいの金額になりますが、Bさんの娘さんはそれ以上に「楽さ」「手軽さ」「心の平穏」を求めました。

まとめ
使い捨てと、繰り返し使えるものは、それぞれメリット・デメリットがあります。
金額も大事ですが、気持ちも大事です。
両方使いこなす方法もあります!
あなたにぴったりの介護用品が見つかりますように!

車いすの方とかは、姿勢が悪くて食べこぼしてしまう方もいます。ずっこけ姿勢になっていないか、傾いていないかなど、姿勢も見直してみましょう!
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