
母が、お皿を持ちにくそうにしていて、介護用のお皿があるのは知っているんだけど、どんなお皿を選べばいいのか分からないわ…。
介護用の食器は確かに販売されていますが、初めて買う方がほとんどで、皆さん悩まれます。
介護用のお皿には、高齢者や障害を持つ方が自分で食事をしやすいよう、さまざまな工夫がされています!
このブログでは、どのような工夫がされているのか、どのような人に合うのか、ご紹介しています!
目次
特徴
まずは、よくある介護のお皿の特徴をご紹介します。
すくいやすい形状
皿の内側に返し(縁の立ち上がり)があり、スプーンやフォークですくったときに食べ物がこぼれにくい設になっているお皿があります。
- 食べ進めて皿の中の食べ物が少なくなってきたときでも、スプーンやフォークでこぼさずに最後まですくいやすい。返しがあることで、皿を持ち上げたり指で支えたりしなくても良い。
- 返しがあることで食べ物が皿の端からこぼれにくく、テーブルを汚しにくいメリットもあります。
適度な深さ
ある程度の深さがあると、汁物や細かい食材もすくいやすくなります。
お皿が深いと、それだけで「すくいやすく」「こぼれにくい」メリットが生まれます。
すべり止め加工
皿の底にシリコンやゴムの滑り止めが付いており、食器が動きにくくなっているものもあります。
滑り止め加工があることで、皿がテーブルや台の上で動きにくくなり、食事中に皿がずれたり倒れたりするのを防ぎます。
そうすることで、食べ物をすくう際のこぼれやすさが軽減され、安心して食事ができます。
軽量設計
握力が弱い方でも持ちやすいよう、軽い素材が使われています。
色やデザインの工夫
認知症や視覚障害の方でも食べ物とお皿の区別がしやすいよう、コントラストの強い色や見やすいデザインが採用されているものもあります。
白いお皿と白米では、ぱっと見、どこにご飯があるのか、分からない方がいます。
【おかるのキモチ】は、内側に色を付けて、白いご飯が見やすい工夫がされています。
割れにくい素材
落としても割れにくいプラスチックや強化磁器、メラミン樹脂などが使われています。
物を運んだり、片付けようと思ったり、高齢者の方がお皿を落としてしまう場面はよくあります。
落としても大丈夫なように、見た目は陶器のようでも、強化磁器が使われています。
主なタイプ・形状
お皿の形も色々あります。
すくいやすい皿
先ほどもあった、一番介護用のお皿で多いのは、すくいやすいお皿です。
返し付き、深型、片側が高く斜めになっているものなどがあります。
仕切り皿
食材ごとに分けやすい仕切り付きプレートです。
1枚で色々なおかずを乗せることができます。
小鉢・ボウル
汁物や副菜用の深型小鉢タイプもあります。
大皿だと、勢いよく食べてしまう方にもオススメですね。
嚥下食、デザート、香の物など、ちょっとしたおかずにぴったりです。
素材
素材も色々とあります。
プラスチック
軽量・割れにくい・安価・カラフル
メラミン樹脂
陶磁器風の質感・軽量・丈夫・耐熱性あり
強化磁器
陶器の風合い・軽量・割れにくい
シリコン
滑り止めや一部パーツに使用
ポリプロピレン
軽量・耐熱性・安価
電子レンジ・食洗機対応
食器を選ぶ基準の一つとなるのが、電子レンジや、食洗器対応かどうかです。
一部の樹脂製品は電子レンジや食洗機対応となっていますが、レンジはダメなものも多く、注意してください。
サイズ展開
サイズは、小皿から大皿、ワンプレーとまで、用途や食事量に合わせて選べるので、今までのお食事の雰囲気はそのままで、食器を変えるだけでOKです。
オススメのメーカーは?
私がオススメのメーカーは【スケーター】です。
お値段がお手頃なのと、見た目が白、木目、グリーン、黒とあり、木目がとてもいい感じです。
種類も豊富で、このメーカーだけで食事の食器が揃えられるのではないかと思います。
このように、色々な種類があります。
見た目もよく、軽くて、頑丈で、安価で…。悪いところがないな?
オススメです。

食器を変えるだけで、今までボロボロこぼしていたり、上手く口元に持ってこれなかったり、一人で食べにくかった方が、一人で昔のように食べれるようになります!ぜひ、色々な食器を試してみてください✨
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