
足が浮腫んでしまうと、靴下のゴムがきつくて、跡が残るし、脱ぎ履きは大変だし、困っているの…。いい靴下ないかしら?
足がぱんぱんに浮腫むと、靴下がキツくなります。
ゴムの跡はくっきりつくし、パンパンに腫れているから脱ぎ履きもしにくい。
けど、靴下を変えるだけで、この問題、解決するんです✨
このブログでは、浮腫みの方にオススメな靴下を紹介しています!
目次
足が浮腫む理由
オススメの靴下をご紹介する前に、一旦、足が浮腫む理由を説明します。
足の浮腫み(むくみ)は、身体の中の水分バランスや血液・リンパの流れに異常が生じ、水分が足にたまりやすくなることで起こります。
1. 血液やリンパの循環が悪い
- 足は心臓から遠く、重力の影響で水分がたまりやすくなります。
- 長時間立ちっぱなしや座りっぱなしなど、同じ姿勢を続けると血液やリンパの流れが悪くなり、水分が足に留まってしまいます。
- 足の筋肉(特にふくらはぎ)のポンプ作用が弱くなると、血液が心臓に戻りにくくなり、むくみやすくなります。
2. 内臓疾患によるもの
- 心臓、腎臓、肝臓などの内臓が悪い方は、血液中の水分調節がうまくいかず、むくみになりやすいです。
3. その他の要因
- 筋力低下、運動不足、疲労や睡眠不足でもむくみやすくなります。
- 薬の副作用、栄養不足(低栄養)もむくみやすくなります。
一時的に、横になったり、寝て回復するむくみはあまり心配ありませんが、長期間続く場合や、片足だけのむくみ、痛みや発熱を伴う場合は重大な病気のサインの可能性があるため、医療機関の受診をオススメします。
履いてはいけない靴下
浮腫みの方にオススメできない、履いてはいけない靴下があります。
1. 強すぎる締め付けの靴下やサイズが合わない着圧ソックス
- サイズが小さくきつすぎる着圧ソックスや靴下は、血行を悪くし、むくみを悪化させる可能性があります。
- 特に、足首やふくらはぎを強く締め付けるゴムが入った靴下は、血液やリンパの流れを妨げるためオススメできません。
2. 医師から禁忌とされている場合の弾性ストッキング・着圧ソックス
- 動脈硬化や重度の下肢静脈瘤がある場合、むくみのために履く弾性ストッキングや着圧ソックスの着用が危険となることがあります。

着圧ソックスや弾性ストッキングを着用する場合は、お医者さんに相談してから使うと安心です。
3. シワやたるみができる履き方
- 靴下に、シワやたるみができると、一部分を強く締め付けてしまうので、しっかり伸ばして履きましょう。
浮腫む人にオススメの靴下
むくむ人に、トータルでオススメの靴下を色々と紹介していきます。
ゴムなし・履き口ゆったりタイプ
履き口にゴムが入っていないものや、とっても緩やかなゴムを使用した靴下は、足首に跡がつきにくく、むくみがある方にもオススメです。
パシフィックサプライの【ふんわりソックス】は、全体のゴムが柔らかすぎる靴下。
私の一番のお気に入りです。
シルク…夏用
何もなし…冬用
びっくりするくらい軽い力で伸び縮みできます。
締め付けが少ない素材・設計
綿やレーヨンなど伸縮性に優れた素材で作られているものは、むくみが強い日でも足にやさしくフィットします。
グンゼの【快適工房】は、綿とレーヨンで作られた靴下です。
履きやすく、脱ぎにくい。足底にはすべり止めもあり、名前が書けるスペースもあります。
(高齢者の方に嬉しい機能がぎゅっと詰まった靴下です)
4種類あるので要注意。
1,ゆったり口ゴムショート丈
2,ゴム無しショート丈
3,ゴム無しクルー丈
4,のびーる口ゴムクール丈
ゆったり口ゴムは、ゴムがついてるものの、ゆったりしており、締め付け感が少ない。
ゴム無しの方がまったく締め付けはないが、ズレ落ちてくる可能性がある。
履き口だけゆるい着圧ソックス
足全体は適度にサポートしつつ、履き口部分だけを極端にゆるく設計した着圧ソックスもおすすめです。
グンゼの【ゆる着圧】は脚の形に合わせた段階着圧設計と、土踏まずにフィットして足の動きをサポートするアーチサポート設計。
着圧なのにラクに履ける履き口。
キツめの着圧は苦手で、着圧ソックスを履いててもオシャレしたい!という方にオススメ。

着圧ソックスはあまり可愛い色がありません。黒・白・ベージュがほとんどです。
5本指ソックス
五本指ソックスは指ごとに分かれているため、足指を自由に動かしやすく、血液循環が良くなるので、むくんでいる方にオススメ。
神戸生絲の【すべり止め付5本指靴下】は、足口がゆったりしており、縫い目も外側についているので、ゴロゴロすることがありません。
指先までしっかりとすべり止めつきです。
着圧ソックス
着圧ソックスは、むくむ前に履くことで、ふくらはぎのポンプ機能を増幅させ、むくまないようにしてくれるソックスです。
なので、朝起きたら履いて、夜寝る前(お風呂入る前)に脱ぎます。履きっぱなしです。
着圧ソックスは、着圧の強さや素材、長さ、種類など色々あるので、お医者さんの意見を聞きましょう。
着圧ソックスには、弱圧・中圧・高圧と3種類、圧の違いがあります。
私がよくご紹介するのは【アルケア アンシルク】【レックスフィット】この2メーカーです。
【アンシルク】は王道という感じです。圧の強さや、サイズが細かく設定されているので、自分のサイズに合った靴下を選べます。
【レックスフィット】はストッキングタイプがあります。黒や白、ベージュの靴下じゃなくて、ストッキングタイプや、タイツ、ニーハイタイプまであるので、種類が豊富です。

くどいようですが、医療用弾性ストッキング・ソックスを使用する場合は、独自で判断せず、必ずお医者さんとご相談しましょう。
意外とオススメしない靴下
履き口もやわらかく、むくみ用として販売されているのに、あまりオススメできない靴下があります。
それは、かかとの無い靴下です。
かかとの無い靴下とは、縫い目が無いので、上下などがありません。
どの向きで履いても大丈夫なのです。

え!じゃあ、とても良い靴下なんじゃないの?
と、思う方も多いと思います。
しかし、かかとが無い分、やはりどこかの生地が余ります。
歩くと、靴下がズレやすいです。(車いすの方なら良いかも)
とても履きやすく、ストレスフリーで、認知症の方にも良い、画期的な靴下なのですが、
浮腫みがある方にはあまりオススメできないなと思いました。
まとめ
むくみにオススメの靴下の種類は
・履き口がやわらかい、またはゴム無し
・履き口はやわらかく、少し着圧してくれる靴下
・着圧ソックス・弾性ストッキング
・5本指ソックス
オススメじゃない靴下は
・履き口のゴムがしっかりしている靴下
・お医者さんに相談していない着圧ソックス/弾性ストッキング
・シワやたるみができやすい靴下(かかとの無い靴下)
以上です!

浮腫みに良くない靴下は、むくみをより悪化させちゃうので、なるべく履かないようにしましょう!
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