
夜、寝ている時に急にトイレに行きたくなっても、起き上がって、立ち上がって、歩いて行くと間に合わなくて…。何か良い方法は無いかな?
さっと歩いてトイレに行けたらいいのですが、高齢になると、なかなかすぐに行けない場合もあります。
しかし、おむつにするのはまだ早い!
そんな時に使えるのが【尿瓶 尿器】です。
このブログを読めば、尿瓶の特徴や、違い、どれを選べばいいのか分かります✨
(尿瓶って、とてもたくさん種類があるんですよ!)
尿瓶とは?
まずは尿瓶の説明からさせてください!
尿瓶とは、トイレまでの移動が難しい方や、間に合わない方が、ベッド上などで排尿するために使う、瓶状の容器です。
尿意がきたらズボンを下ろして尿瓶を陰部に当てて、排尿するという流れになります。

おむつにする前に尿瓶のことを思い出してほしいです!
尿瓶の特徴
- シンプルな構造で、持ち運びや洗浄が簡単。
- 容量は多くないので、尿が溜まったらこまめに捨てます。
- 透明な容器や蓋付き、逆流防止弁付きなど色々な製品があります。
男性用尿瓶の特徴
- 男性器に合わせた筒状の受け口です。身体の構造上、女性よりも男性の方が使いやすいです。
- 横になった姿勢、座った姿勢、立った姿勢など、さまざまな姿勢で使うことができます。
- 片手で持ちやすいものや、体にフィットしやすいものもあります。
- ホース型や自動吸引、服の中に隠して外出するなど、用途や状況に応じてバリエーションも豊富です。
尿瓶の違い
尿瓶には、色々な違い・特徴・種類があります。
尿瓶の大きな違いの一つが【尿が見えるか見えないか】です。
透明タイプ
透明の尿瓶は、尿の色や不純物がよく見えます。
尿に異常が出やすい方、看護士さんや家族が尿や不純物の確認したい方は透明の容器にします。
半透明・白色タイプ
しかし、自分の尿を誰かに見られるのは、家族でも抵抗があります。
半透明・白色タイプは溜まっている量は分かるものの、直接的には見えないようになっています。
カバータイプ
それでも、見られることに抵抗がある方は、カバーが付いているものにしましょう。
こちらは完全に見えません。
逆流防止弁タイプ
尿瓶に尿が溜まったら、トイレに行って尿を捨てます。
ご自身で捨てに行く場合、尿の入った尿瓶を持って歩くのが不安定な方や
当て方が上手くできずに漏れる可能性がある方には、逆流防止弁がついているものがオススメです。
尿のニオイがもれにくく、採尿時の音も気になりにくいタイプです。
受け口がシリコンなので柔らかくて、身体にフィットしやすい。
ホースタイプ
普通の尿瓶では容量が足りない方もいたり、何回も使用される方は尿が入った思い尿瓶を上手く当てれない方もいます。
そこでもっと容量が欲しい方、1日に何回も使う方は、ホースタイプがオススメです。
安楽尿器DXは容量が1500ml、手持ちユリナーは2700mlです。
捨てるのが1日1回の方は、手持ちユリナーがオススメです。
容器ごと持たなくていいので力が無くても安心に使えます。
※ホースの中で尿が落ちていかないといけないので、容器はベッドの下などに置き、高低差を付けます。
つけっぱなしタイプ(おむつの代わり)
ずっとつけっぱなしのタイプもあります。
尿意が無い方、ズボンを下ろしたりするのもしんどい方、ちょろちょろずっと出てしまう方、おむつにはしたくない方、おむつだと皮膚がかぶれてしまう方にオススメです。

おむつと違って、尿が皮膚に直接付かないのが有難い!
こちらは、専用の下着とセットになっています。
シリコンの受け口を陰部に当て、下着で固定します。
この下着が、私も着てみましたが、尿瓶を固定して身体を横にプルプル揺らしてもズレない!!
さすがにうつ伏せにはなれませんが、寝返りくらいなら大丈夫です。
同じくつけっぱなしのタイプで、こちらは装着部がシリコンゴムになっています。
(イメージはコンドームです。)
ダンディーユリナーより、直接陰部に装着するため負担がかかりますが、密着度は高いので、漏れる危険性は少ないです。
外出用タイプ
外出時に、ズボンの中に隠すタイプもあります。(青色が新しいタイプ)
こちらもおむつの代わりとして使用されています。
排尿の音が聞こえない設計になっているので、周りにバレにくい。
尿を溜める容器はふくらはぎに固定するので、歩くのに邪魔になりません。

長時間トイレに行けない、山登りする方や、駐車場などのガードマン、手術する先生、トラックの運転手の方に幅広く使われています。
開発者は、装着して家族と一日過ごしたが、気付かれなかったというくらい、音や臭いは気になりません。
ユリナーシリーズは詳しく別記事でご紹介しています。
便器
ここまで、尿瓶を紹介してきましたが、便器もあります。
尿は尿瓶や尿器、尿と便は便器で受けることができます。
こちらは、寝た状態で便をする方の便受けです。
お尻の下に差し込んで使用します。(腰を少し浮かす必要があります)
らくらくクリーンのスリムタイプは、お尻をあげなくても差し込めるようになっているので
腰を上げられない方にオススメです。
自動排泄処理装置
尿を吸い込む部分だけ電動の商品があります。
こちらは、尿の勢いが強いかたや、逆流してきそうで漏れるのが怖い方にオススメ。
尿を検知すると、掃除機のように吸引が開始されます。
こちらは介護認定を受けていれば、本体をレンタルすることが出来ます✨
(レシーバーも介護保険で買うことが出来るので、補助がおります)

このように、男性用の尿瓶は多くの種類があります。おむつをする前に、無理してトイレに駆け込む前に、心に余裕を持つために。ぴったりの尿瓶が見つかりますように!!
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