施設から「歯磨き一式」用意してくれと言われたけど、何を用意すれば！？

施設に入るとき、入院するとき、準備しなければならないものはたくさんあります。

分かりやすく、イラスト付きでリストを渡してくれるところもあれば、口頭で伝えるだけのところもあり、親切度はその施設や病院によりけりです。

このブログでは、施設や病院でお願いされる「歯磨きセット一式」についてご紹介しています。

何を持っていけばいいのか分からない方は、参考にしてください。

歯磨きセットはそれぞれ違う

まず、【歯磨きセット一式】は施設・病院、利用者様の状態によってそれぞれ違います。

なので、一番は直接何を持っていけばいいのか聞くことですが、この前このようなお客様が来店されました。

「施設に聞いたら、そちらに任せます」と言われたと…。

それ一番困るパターンです！！！

なので、利用者様のお身体や認知症の状態に合わせて、私が働いていた施設で用意してもらっていた歯磨きセット一式をご紹介します。

洗面所で自分で歯磨きできる方

まず、自分で洗面所に行き、歯磨きが出来る方。

もしくは車いすや歩行器で洗面所まで連れていってもらえれば、ご自身で歯磨きが出来る方。

入れ歯がある方は、入れ歯ケア用品も用意します。

ご自分で出来る方は、虫歯や歯周病予防として、さらに

を持ってきている方もいました。
（自分で出来なくて「やってもらう」場合は、施設・病院と相談です）

洗面所まで行けない方、顔を乗り出せない方

洗面所まで行けない方や、洗面所には行けるが、洗面所に顔を乗り出せない方。

口うがい、吐き出しが出来ない方

認知症の症状や、筋力の衰えなどにより、口うがいや歯磨き後に吐き出しが出来ない方。

歯磨き粉は基本的に飲む込んでいいように作られていないので、吐き出すことが前提です。

そのため、吐き出しや口うがいが出来ない方には歯磨き粉は使いません。

歯ブラシやスポンジを水で濡らして、洗ったりします。

舌ブラシは、舌が白くなってしまう方や、口臭が気になる方は使用しても良いと思います。
（使い過ぎると、舌が傷ついてしまうので要注意）

口を開けてくれない方

認知症の方で、【歯磨き】が分からず、口を開けることが分からなかったり、怖かったりして開けられない方もいます。

また、何されているのか分からず、噛んでしまったり、噛みしめてしまう方もいます。

まとめ

【歯磨きセット一式】を用意してほしいと頼まれたら、まずが何が必要なのか施設・病院に確認しましょう。

ただ、施設や病院が本人様の状態を把握できていない場合は、何が必要なのか、施設・病院側も分からないので、本人様の状態を見て、用意してもらえたらと思います。

必要なものは、追加でお願いされるので、間違っていても大丈夫です！