
山登りに行きたいけど、トイレが心配で…。おむつは履きたくないし、行くのを諦めた方がいいのかな…。
女性の尿瓶は、身体の構造的になかなか当てるのも大変で、使い勝手も良くないものが多く、慣れるのに時間がかかる場合もあります。
しかし、男性は身体の構造上、尿瓶との相性は良く、使い勝手も良いです!
このブログでは、尿瓶から進化した【朝日産業さんのMr.ユリナーシリーズ】についてご紹介しています。
「今ってこんな尿瓶があるんだ!」と驚かれることです!!
男性の方で、排泄に不安がある方は、必見です✨
Mr.ユリナー
ズボンのファスナーから【Mr.ユリナー】を入れて、2点のクリップを衣服に固定するだけで装着完了。
服を着たまま、自分で簡単に脱着することができます。

特徴
①排尿後の不快感ほぼゼロ!
おむつに比べて、排尿した後の、あの生ぬるい感じや、徐々に冷たくなっていく感じ、尿が皮膚に直接つくことのかゆみや、おむつかぶれが無い。
長時間の密着による蒸れ、ベルトの締め付けなどの物理的ストレスが無く、装着していることさえ忘れてしまうほど。
②経済的負担を大幅軽減!
洗って何度も使えるので、一回買ったらそこから継続してお金を使わなくて済みます。
紙おむつ・パッドなどのゴミ処分の必要もなくなります。
③介護者の負担を軽減!
排尿後はボトルをワンタッチで外して尿を捨てるだけ。
洗浄はトイレや尿器の掃除と同じです。
ボトルにエタノール消毒液を入れ、軽く握るだけで内部全体を除菌殺菌することができます。
注意事項
・立って排尿する方・座って排尿する方(×寝て排尿する方)
・身体の状態に合わせて、クリップでとめる位置や、パンツの通し方を調整しながら使用できる方

トイレが近くて困る方は、この商品を買う前に、まずは泌尿器科を受診しましょう。
オススメの方
・急な尿意が心配で、気軽に旅行や映画館に行けない方。
・長時間の移動や、遠出を控えてしまっている方。
・心因性頻尿、神経性頻尿の方。
・切迫性尿失禁などにより、トイレまで我慢できずに漏れてしまう方。
・機能性尿失禁などにより、トイレに間に合わず途中で漏らしてしまう方。
・他の排泄・排尿・採尿用具を使っていたが、皮膚トラブル(かゆみ、かぶれなど)が起こってしまった方。
・警備員などの屋外作業者など、都合上、トイレに行けない(トイレが無い)環境、状況がある方。
セット
Mr.ユリナーに何が入っているかというと…

レシーバー、チューブ、ワンタッチキャップ、集尿ボトルの一式が入っています。
集尿ボトルは250mlと350mlの2種類。(両方とも入っています)
サイズはS、M、Lと3種類あり、Sサイズは身長が~160cmの方、Mサイズは160cm~170cmの方、Lサイズは170cm~の方となっています。
オプションもあります。

Mr.ユリナーは基本的にズボンにクリップで止めますが、より固定感が欲しい方は、専用ガーターや専用パンツと組み合わせて使うのがオススメ。

便も出てしまう可能性がある方は、テープ型紙おむつで固定しましょう。
集尿ボトルも基本はクリップで留めますが、より固定感が欲しい方は、専用サポーターを追加で購入するのがオススメです。

旅行好きな方、長時間の手術をする先生、山登りが好きな方、警備員、長距離トラックの運転手などの方が使用されています!
車いすユリナー
車いすの方用の男性用収尿器です。
専用パンツでレシーバー(収尿器)を包み込むように留めるだけ。

特徴
使っているレシーバーはMr.ユリナーと同じような感じなので、装着感やコスト、介護者の負担は似たような感じになります。
Mr.ユリナーは立っても出来るようになっているのに対して、車いすユリナーは常時座っている方ようなので、ホース部分が短くなっています。
注意事項
・座位(車いす)専用
・受尿器を目立たなくするために、やや大きめのズボンを履く必要があります。(ぴったりはバレる)
・お尻が下がる、ずっこけ姿勢で座ってしまう方は上手く使えないので、対象外
オススメの方
・トイレで介助されることなく、一人で外出したい方。
・トイレを気にせずライブやコンサートに行きたい方(長時間外出)
・外出時のユニバーサルトイレの場所を常にチェックしている方。
・トイレに間に合うか常に不安な方。
セット内容
車いすユリナーのセット内容は…

こちらはレシーバー、チューブ、ワンタッチキャップ、集尿ボトルの一式と
集尿ボトルは600mlが1点、専用パンツと専用サポーターが付いてきます。
(オプションで集尿ボトルを追加で変えることはできます)
専用パンツはフリーサイズです。
装着の仕方は…

ダンディユリナー
ダンディユリナーは寝た状態で使える、つけっぱなしの尿瓶(集尿器)です。

直接陰部に接地しているわけではないので、付けている本人の不快感もおむつに比べて軽減できます。
介護する側も、朝、集尿ボトルから尿を捨てるだけ。おむつ交換の手間よりずっと楽です。
※ずっと寝たきりの方で、連続で使われる方は、1日1回はレシーバー部分を陰部から外して掃除してください。
注意事項
・(床面と床の)高低差 15cm以上で使用すること。
・寝返りなど、身体の動きが激しい方、ご自身で外してしまう方は使えません。
・排便には対応していないため、専用パンツではなく、テープ型紙おむつで固定してください。
・場合によっては、肌着や寝間着に切れ込みを入れるなど工夫が必要な場合があります。
オススメの方
・おむつなど、他の排泄・排尿・採尿用具を使っていたが、皮膚トラブルが起こってしまった方。
・一時的な安静期で、ベッド上で寝たまま排尿しなくてはいけない方。
・夜間頻尿で何度も起きて寝不足な方。
・夜間のトイレ移動、移乗が心配な方。
・ご自身で尿瓶を使っていたが、上手に採尿できない方。
・昼間はポータブルトイレを使うが、夜間は眠気なまこで、たまに失敗する不安がある方。
・前立腺癌などの手術後の一時的な尿もれをしてしまう方。
・排泄介助の時間短縮、回数軽減をしたい方。
セット内容
ダンディユリナーのセット内容は…

レシーバー、チューブ、ワンタッチキャップ、集尿タンク(2800ml)が一式入っており、
専用パンツに逆流防止膜が付いています!これで、万が一尿が逆流しても漏れることを防ぎます。
洗浄ブラシと吸水シートも入っているので、その日から使えます。
便が出る可能性がある方は、専用パンツではなく、テープ型紙おむつで固定しています。
ダンディユリナーの装着方法は…

車いすユリナーと違いはありませんが、集尿ボトルとの高低差を15cm付けることだけ気を付けてください。

本当は、おむつに行く前に一度試してみてほしい商品ですが…、おむつにいった後でも、何らかの問題(漏れる、かぶれる、不快など)があれば、ぜひダンディユリナーを試してみてください✨
手持ちユリナー
手持ちユリナーとは、寝たままでも、座ったままでも、立位でも。身体の状態に合わせた使い方ができるセパレート型尿瓶です。

尿瓶のように、尿意がきたら当てて排尿するものになります。
トイレまで行かなくて済むので、時短になり、夜間の転倒予防に役立ちます。
オススメの方
・夜間のトイレが心配な方。
・身体が不自由でベッド上で排尿したい方。
・トイレに何度も起きる方。
・一般的な尿瓶では、こぼしてしまう方。
セット内容
手持ちユリナーのセット内容は…

レシーバー、チューブ、ワンタッチキャップ、集尿タンク(2800ml)の一式
レシーバーのふた、洗浄ブラシです!

様々な姿勢で使うことができるので、ご本人様の一番出しやすい姿勢で使うことができます。
こちらも高低差は15cm以上付けて使用してください。
以上、4種類のユリナーシリーズを紹介しました。
おむつというものは不思議で、一度装着して、いつでも排尿してもいい状態になると
いつの間には尿意は無くなってしまい、そこからおむつを外すのは相当な努力をしなければなりません。
【おむつにする】というのは、色んなリスクがあるのです。
それを知っている介護職の方は、安易に「おむつにしましょう」とは言いません。
家族の負担、本人の心理、環境、身体状況、合わせておむつしかないとなったときに初めて提案するものです。
しかし、そんな介護職の方でも、ユリナーシリーズのことは知らない人がほとんどです。
ぜひ、おむつにする前に一度使用してほしい。
こんな画期的な商品があるのに、試さないなんて、勿体ない!!

ぜひ、使ってみてください✨
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