尿量が多く、パッドを大容量の大きいものを使いたいが、リハビリパンツからはみ出てしまい、パッドがズレてしまう…。どうしたらいいのか…。
吸収量が大容量のタイプは、サイズが大きく、パンツ型紙おむつ（リハビリパンツ）からはみ出てしまいます。
股幅のギャザーより大きいパッドは、中でズレやすいので、相性はあまりよくありません。
では、パンツ型紙おむつを使っている人は、大容量パッドを諦めないといけないのか？
入るサイズの中で、パッドを選ばなければならないのか？
いいえ！そんな方にオススメの【布ホルダー】というものがあります！
布ホルダーとは？
布ホルダーとは、パッドを固定するためのホルダーパンツになります。
布ホルダーの特徴は？
吸収力はない
布ホルダーはパッドを固定する役割のみで、尿や便を吸収する機能はありません。パッドの吸収力で尿や便をキャッチします。
パッドとの併用が必須
布ホルダー自体に吸収機能は無いので、尿とりパッドや軟便パッドなど、必ずパッドと併用して使用します。
繰り返し使える
布製なので洗濯して繰り返し使用でき、コストパフォーマンスが高いのが特徴です。下着のように、伸びてきたら、ホルダー感が薄まってしまうので、買い替えになります。
通気性が良い
パンツ型紙おむつよりも通気性が高く、肌トラブルやかぶれが気になる方にもオススメです。
見た目が普通の下着に近い
普通のパンツやショーツのような見た目で、若い利用者の方の、抵抗感がパンツ型紙おむつよりも少ないです。
フィット感が高い
ゴムや伸縮性のある素材で作られており、体に密着することでパッドのズレを防ぎます。
メリット＆デメリット
布ホルダーのメリットは、
- コスパが良い（洗濯して繰り返し使える）
- 通気性が良く肌に優しい
- パッドのズレを防ぐ
- 見た目がスマートで下着感覚で使える
デメリットは
- パッドがズレると漏れることがある（紙おむつのように外側が吸収しないため）
- 力が弱い方やパッドを正しく当てられない場合は使いづらい
- ゴムが強いタイプは上げ下ろしが難しいことがある
です。
布ホルダーの使用条件は、【パッドを適正な位置に当てられる】これが最低条件です。
しっかり適正な位置に当てることが出来ないと、パッドの吸収量だけで吸収するので、パッドがズレることは致命的になります。
これが皆さん怖くて、なかなか布ホルダーが普及しない原因になります。正直、パンツ型紙おむつを使ったって、漏れるときは漏れますから！！
オススメの布ホルダー
オススメの布ホルダーを紹介します。
割と色んなおむつメーカーや、下着メーカーが出しているのですが、ほとんどが【ゴムの締め付けの強さ】でホールドしています。
これだと、普通の下着や、パンツ型紙おむつよりも上げ下げに強い力が必要です。
このタイプはあまりオススメできません。（もちろん、力が強い方は大丈夫です！）
ふわふわフィットパンツ
ふわふわフィットパンツは、編み方に工夫されているので、とても軽い力で上げ下げできるのに、ホールド感が強い布ホルダーです。
ただ、大きいパッドをカバーするため、かなりお腹の上まで覆われます。
素材もニット素材なので、夏は暑そうです。
（ただ、紙おむつとどっちが暑いかと比べたら微妙なところ）
TENA フィックス コットンスペシャル
TENA フィックス コットンスペシャルも軽い力で上げ下げができ、ホールド感もまぁまぁあります。
前はベージュや色々な色があったのに、今は白だけになってしまって、残念です…。
年中使える素材で、肌触りも良いです。
サルバ おしりピッタリパンツ
サルバ おしりピッタリパンツは、めちゃくちゃオススメ！という訳ではありませんが、普通という感じです。
少し、上げ下げに力がいります。
ホールドも、ゴムの力を使って体にフィットさせているので、パッドの位置調整に力が必要になってきます。
介護者様がやるなら問題ないと思います！
色がグレートピンクなのは、可愛いです！！
まとめ
布ホルダーは、パッドのズレを防ぎながら、通気性やコスパ、快適さを追求したい方におすすめのアイテムです。
ただし、パッドの吸収力や当て方によっては漏れるリスクもあるため、利用者や介護者の状況に合わせて選ぶことが大切です。
私は使用条件さえ合えば、パンツ型紙おむつよりも、布ホルダーをオススメしますし、自分がおむつを必要になったら、こちらを選びたいと思います。
これで大容量パッドを使いたい人の願いが叶えられますね！
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