むくまない！予防策と治し方

年齢を重ねると、色々な要因で足にむくみが出るようになります。

むくみとは？
原因
むくみを改善するには？

むくみとは？

むくみとは、体の中の水分バランスが崩れて、皮膚や皮下組織に異常に水分が溜まった状態のことです。症状としては、足の甲やふくらはぎが、パンパンに膨らんだ状態になります。

指で押してみて、跡がついたらそれはむくんでいます。

原因

高齢者の場合、原因が一つではなく、色々な原因が作用してむくみが起こりやすくなります。むくみを放置すると重大な健康問題につながる可能性があるため、原因を特定し適切な対処をすることが重要です。

いくつか、むくみになる原因をご紹介したいと思います。

加齢による原因

・筋肉量が落ちることで、血液を心臓に送り返す「下肢静脈ポンプ」の機能が弱まる。
・心肺の機能が落ちることで、血行不良になる。
・血管が老化したことにより、循環が不十分になる。

生活習慣の問題

・長時間座り続ける、立ち続けるなど同じ姿勢を長く続ける。
・運動不足。
・塩分の摂りすぎ。
・過度なアルコール摂取。
・体の冷え。
・ストレスや過労。

病気が原因

・心不全、腎不全、肝硬変などの臓器の病気
・深部静脈血栓症、下肢静脈瘤などの血管の病気
・甲状腺機能低下症などの内分泌疾患

その他の要因

・薬の副作用
・低栄養

るーん

むくみが気になり始めたら、まずはかかりつけ医や内科を受診してください。

むくみを改善するには？

ご自分のむくむ原因が分かったら、それに対する解決策を考えましょう。
むくみを改善・予防する方法をご紹介します。

生活習慣の改善

適度な運動（ウォーキングなど）を行う

高齢者の方のむくみの原因として、最も多いものが【座りっぱなし】です。

座りっぱなしのむくみを改善する方法としては、一番は【歩くこと】、これに勝るものはありません。夕方の散歩するだけで、むくみの改善になります。

EMSや振動マシン

EMSや振動マシンは、歩けない方や、座りっぱなしでもできる運動方法で、むくみに対してある程度の効果が期待できます。しかし、完全に治ることや、予防にはなりません。

EMSの効果
筋肉を動かすことで血流を改善し、むくみが軽減する可能性があります。
基礎代謝を上げることで、長期的な体液循環の改善につながる可能性があります。
ただし、EMSだけでは十分な効果が得られない場合があります。

振動マシンの効果
全身の振動により血流やリンパの流れを促進し、むくみが軽減する可能性があります。
筋肉の収縮と弛緩を繰り返すことで、ポンプ作用を促進し体液循環を改善する可能性があります。
ただし、過度の使用は逆効果になる可能性もあります。

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あくまでも、やらないよりはましくらいに思っていてもらえたらと思います。

弾性ソックス（ストッキング）を使用する

相談者

最も効果的なのは歩くこと…とはいっても、歩けないからむくむのだけれど…

そういった方がほとんどでしょう。そのような方には弾性ソックスがオススメです。

弾性ソックスとは、足首部分が最も圧力が強く、上に行くにしたがって圧力が弱くなる構造になっています。これにより、足先から心臓への血液やリンパ液の戻りを助けます。足に溜まった余分な水分が排出され、むくみが軽減されます。

選び方

弾性ソックスには、弱圧・中圧・強圧とあります。

弱圧
圧力: 約20mmHg前後
用途: 軽いむくみや初心者向け
特徴: 履きやすく、市販の着圧ソックスもこの範囲に含まれる

中圧
圧力: 約30mmHg前後
用途: 足の太い血管のこぶや浮き出た血管の治療
特徴: 医療用として一般的に使用される

強圧
圧力: 30mmHg以上
用途: むくみがひどく、皮膚に傷ができている深刻な状態の治療
特徴: 専門医の指導のもとで使用される

病院でも使われている、広く一般的なアルケア

アルケア株式会社｜医療関係者向け商品情報サイト｜確認

アルケアの医療関係者向け商品情報サイトです。アルケアはベストケア創造企業として健康で豊かな医療福祉社会の実現を使命としています。やさしさや想いを大きな力に、患者さんのこころに響く手あてをつなぎ、新たなケアをひらいていきます。

幅広い種類や色,厚みがあるレックスフィット

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どの圧にするか選ぶときは、症状の程度やお医者様の指導に基づいて適切な圧を選ぶことが重要です。初めて使用する場合は、弱圧から始めて徐々に慣れていくことをおすすめします

使い方

弾性ソックスはむくんでから履いても意味がなく、予防で使用するので、朝起きたら最初に履いて、夜寝る前に脱ぐようにしてください。（又はお風呂から上がったら脱ぐ）

むくみは、病気からくる場合は１日中むくんでいることもありますが、その他の要因であれば、朝一はむくんでおらず、夕方にかけて徐々にむくんでいく方がほとんどです。

履き方

①まず手を中に入れ、かかと部分の布地を内側からつまみます。
②かかとの布地をつまんだまま引っ張り、ストッキングの裏側を外に出します。
③つま先を入れ、かかとが正しい位置に来るようにします。
④少しずつ上に引き上げていき、しわができないようにします。
⑤最後に全体的に均等に引き上げ、位置を調整します。